WordPressの関連記事Hubを旅行サイトへ移植した日|遠回りした共通化は近道だったのか

AIとWeb制作

運営している旅行サイトに、「周遊・旅程設計」をテーマにした関連記事Hubを公開した。

旅行日数やルートを考える記事をまとめ、移動手段を検討し、必要な人には専用車や問い合わせへ進んでもらうための入口だ。

記事をただ一覧にするのではなく、旅を考える順番に沿って、次に必要な情報へ進めるページにしたかった。

このHubは、旅行サイトの中だけでゼロから作ったものではない。別のブログで育てていた関連記事Hubの仕組みを共通化し、持ってきたものだ。

少し前の私は、それが本当に正しい順番なのか迷っていた。

売上に近いのは旅行サイトなのだから、今すぐそちらへ手を入れた方が早い。それでも、同じような仕組みを二度作る未来が見えたため、先に共通基盤を仕上げることにした。

その時点で考えていたことは、以前の記事に残している。

記事の最後には、「この判断が本当に近道だったのかは、旅行サイトへ移植できたときに分かると思う」と書いた。

今回、ようやくその続きまで来た。

「遠回り」が旅行サイトまで届いた

関連記事Hubの始まりは、ゲームの記事を整理したかったことだった。

同じゲームについて書き続けていると、記事が増えるほど過去の記録を探しにくくなる。そこでテーマ別に記事をまとめ、新着記事も定期的に反映できる仕組みを作った。

開発が少しずつ大きくなっていった経緯は、こちらの記事に書いている。

最初は、そのゲームの記事にしか使えない仕組みだった。

設定や分類を切り離し、別のサイトでも使えるようにする作業は、旅行サイトを直接直すことに比べると遠回りに見えた。

しかも、共通化は始めると終わりがない。

どんなサイトでも使えるようにしたい。設定項目を増やしたい。例外にも対応したい。そう考えていると、売上につなげるための開発が、いつの間にか共通基盤を完成させるための開発へ変わってしまう。

そこで決めていた終了条件は、「次の一サイトへ実際に持っていけるところまで」だった。

今回、その条件をようやく満たしたことになる。

最初のHubを「周遊・旅程設計」に絞った

旅行サイトには、観光地、ホテル、移動、旅行日数など、さまざまな記事がある。

最初から全部を一つのHubへ入れることもできた。しかし、それでは大きな記事一覧が一つ増えるだけになりかねない。

今回選んだのは、「スリランカをどう周遊するか」「限られた日数で、どんな旅程を組むか」というテーマだった。

旅程を考える人は、次に移動方法で迷う可能性が高い。その先には、専用車という選択肢や、具体的な問い合わせがある。

以前から旅行サイトでは、記事が読まれても、問い合わせや成約まで自然につながっていないのではないかと感じていた。

だから今回作りたかったのは、単なる関連記事一覧ではない。

読者が旅行について考えている途中で迷子にならず、自分に必要な情報や相談先へ進める道だった。

近道だったかという答えは、まだ半分だけ

共通化した仕組みを、実際に別のサイトへ移植できた。

その意味では、「共通基盤だけを作り続け、旅行サイトへ届かない」という遠回りにはならなかった。

ただ、Hubを公開しただけで問い合わせが増えるわけではない。

読者が本当に次の記事へ進むのか。周遊や移動への不安が減るのか。専用車や問い合わせへの導線が自然に機能するのか。そこは、これから見なければ分からない。

細かな不具合も残っている。ただ、公開を止めるほどではないものは、通常運用の中で直すことにした。

以前の記事で投げかけた「この遠回りは近道だったのか」という問いには、まだ最終回答を出せない。

それでも、少なくとも寄り道だけではなかった。

別の場所で作った仕組みが、売上に近いサイトまで実際に届いた。

ここから先は、作れたかどうかではなく、読者の役に立ち、サイトの中で働いてくれるかを見ていきたい。

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