朝、前腕が筋肉痛になっていた。
その日は引越しのアルバイトがある日で、0時に寝て5時半に起きた。5時間半睡眠。仕事前としては、自分の感覚では比較的よく眠れたほうだった。
目覚めも普通だった。
ただ、腕だけが少し痛い。
これまでは、この前腕の筋肉痛も引越しの仕事から来ているのだと思っていた。荷物を持つときによく使う場所なので、特に疑問にも思っていなかった。
でも最近、少し違う気がしてきた。
もしかすると、長時間のキーボード入力もかなり関係しているのではないか。
まだ答えは分からない。
ただ、その日の夜まで過ごしてみると、朝に立てたこの仮説が少し面白く見えてきた。
引越しの仕事を終えても、筋肉痛はなかった
その日の勤務は、朝7時半から夜8時半頃までだった。
時間だけ見ればかなり長い。
ただ、身体的な負荷はそれほど強くなかった。職場で人に気を遣い続けるような場面も少なく、全体としては比較的穏やかな一日だった。
家に着いた時点で、疲労は普通か、いつもより少し軽いくらい。
そして意外だったのが、筋肉痛がなかったことだ。
朝には前腕が痛かったのに、一日引越しの仕事をしたあとには、その痛みを感じていなかった。
もちろん、これだけで原因がキーボードだったとは言えない。
ただ少なくとも、
「引越しの仕事をしたから前腕が痛い」
だけでは説明できないのかもしれないと思った。
身体の疲れは、思っているほど単純ではないらしい。
開発する気は、まだ残っていた
帰宅したのは21時を過ぎていた。
その朝、出勤前に自分が作っているWebサイトの自動更新処理で、小さな不具合を見つけていた。
直したかった。
何をすればいいか分からない状態ではない。
現象を確認して、原因を切り分け、必要なところだけ修正する。次にやることは頭の中でかなり明確だった。
帰宅しても、その気持ちは残っていた。
ただ、そのままパソコンを開いてコードを見るには、少し疲れている。
そこで、
「少し寝てからやろう」
と思った。
この判断には、自分なりの理由もあった。
数日前、同じように引越しの仕事から帰ってきたあと、3時間ほど眠ったことで、もう一度パソコン作業へ戻れたことがあった。
その日のことは記事にも残している。
だから今回も、
一度眠る → 疲労が軽くなる → 開発へ戻る
という流れを、何となく想定していた。
今回は、そのまま寝てしまった
ところが、今回は戻ってこなかった。
仮眠のつもりで横になり、そのまま睡眠になった。
気づけば、自動更新の不具合は何も直していない。
前回は3時間眠れば作業に戻れた。
今回は同じように眠ったのに、そのまま一日が終わった。
ここが少し面白かった。
「仕事後は3時間仮眠すれば復活できる」
という方法を見つけたわけではなかったらしい。
考えてみれば当たり前なのだけれど、疲労は毎回同じではない。
勤務時間。
その日の身体的な負荷。
人とのやり取り。
前日までの睡眠。
その前までにどれくらい頭を使っていたか。
同じ引越しの仕事でも、条件は毎回違っている。
「まだやりたい」と「まだできる」は同じではなかった
少し前にも、長時間働いたのに筋肉にはほとんど疲労を感じず、そのまま開発できそうだと思った日があった。
ところが、そのときは別の形で身体に違和感が出た。
今回とは状況が違う。
ただ、共通している部分もある。
自分では、
「まだ作業したい」
と思っている。
頭の中には次に進めたいこともある。
それでも、それがそのまま
「今から作業できる状態にある」
とは限らなかった。
今回も、不具合を直したい気持ちはあった。
開発を嫌になったわけでもない。
面倒になって先送りしたわけでもない。
少し寝たあと、またやるつもりだった。
それでも身体は、そのまま眠るほうへ進んだ。
少なくともこの日は、やる気より睡眠のほうが強かったのだと思う。
仕事が終わった時刻だけでは、一日の残り時間は分からない
以前、体力を使う仕事について、勤務が終わった瞬間からすべてが自由時間になるわけではないと書いた。
今回もまさにそうだった。
時計だけ見れば、21時過ぎから先は自分の時間だった。
そして自分自身も、その時間を開発に使うつもりでいた。
でも実際には、その時間は睡眠に使われた。
だからといって、今は「開発できなかった一日だった」とだけは思っていない。
一日働いた。
帰宅した。
まだ自分のプロジェクトへ戻ろうとしていた。
でも、その日は戻れなかった。
数日前には戻れたのに、今回は戻れなかった。
その違いまで含めて残しておくほうが、自分には役に立つ気がする。
同じ方法でも、同じ結果になるとは限らない
私はこれまで、自分の状態を観察しながら、
「このくらい疲れたら、これくらい眠れば戻れる」
というパターンを少しずつ探してきた。
今回、一つ分かったのは、そのパターンは思っていたほど固定されていないということだった。
3時間眠って復活できた日もある。
少し眠るつもりが、そのまま朝まで寝る日もある。
筋肉痛があると思っていた朝に働いて、夜には筋肉痛がない日もある。
まだ、何がどこまで関係しているのかは分からない。
だから今のところ、「こうすれば必ず回復できる」という答えを作るより、
同じことをしたのに結果が違った日を、そのまま記録しておく
くらいでいいのかもしれない。
翌日になっても、自動更新の不具合はそこに残っている。
作業自体が消えたわけではない。
今回は眠った。
次は、そこから続きをやればいい。
少なくとも、前回うまくいった方法を今回も試し、今回は違う結果になった。
その違いが分かっただけでも、この一日は自分の状態を知るための材料になった。


