Cursorが重い。32GBから64GBへのメモリ増設を6万円で見送った理由

2026.09.03
AIとWeb制作

最近、Cursorを使っていると、PCが重く感じる場面が増えてきた。

Cursorだけを開いているわけではない。複数のスレッドやAgentを動かしながら、DropboxではObsidianのVaultを同期している。過去のノートをCursorから参照できる便利さと引き換えに、PCではいくつもの処理が同時に走っている。

最初に浮かんだのは、「メモリを増やせば軽くなるのではないか」という考えだった。

現在のメモリは32GB。16GBを2枚追加すれば、合計64GBになる。実際に増設できるかを調べ、候補となるメモリも比較した。そして一度は、16GB×2を増設すると決めた。

ところが、最後に費用と効果を見直したところで手が止まった。

最初はメモリ不足が原因だと思った

PCの動作が重くなれば、まずメモリ不足を疑いたくなる。

32GBあれば、普段のWeb制作ではそれなりに余裕があるように見える。しかし、ブラウザやCursorを開き、複数のAgentを動かし、Dropboxで大量のファイルを同期するとなると話は変わる。

特にObsidianのVaultには、日々の記録やAIとの会話、仕事の資料が蓄積されている。Cursorがその範囲を索引し、Dropboxも変更を確認しているなら、負荷が重なる可能性はある。

そのため最初は、「32GBでは足りなくなってきたのかもしれない」と考えた。

ただ、この時点では実際のメモリ使用量を継続的に記録したわけでも、同じ条件で比較したわけでもない。Cursorが重いという体感はあっても、その原因まで特定できていたわけではなかった。

16GB×2を追加して64GBにすることに決めた

現在使っているメモリは、DDR5-4800の16GB×2だった。

増設するなら、できるだけ規格をそろえた16GB×2を追加し、合計64GBにする。別の容量へ総入れ替えするより、今あるメモリを使いながら容量を倍にできる。その案が一番現実的に思えた。

いくつかの商品を比較し、型番や容量も確認した。途中で8GB×2の商品を候補と勘違いしかけたが、必要なのは16GB×2だと分かり、候補を絞り直した。

ここまで調べた段階では、増設するつもりだった。

けれど、ここで決まったのは「どのメモリを選ぶか」であって、「メモリを増やせばCursorが軽くなるか」ではなかった。

似ているようで、この二つはまったく別の話だった。

6万円を払っても軽くなるとは限らない

今回候補にした増設には、約6万円が必要だった。

仕事で使うPCなので、必要な投資だと考えることもできる。毎日の待ち時間が減り、作業が安定するなら、メモリを増やす意味はある。

しかし、6万円を払ったあとでCursorの重さがほとんど変わらない可能性も残っている。

本当にメモリ容量が足りず、ストレージへの退避が頻繁に起きているなら、64GBへの増設は効果があるかもしれない。一方で、原因がDropboxの同期、Vault全体の索引、複数Agentの同時実行、CPUやストレージの負荷なら、メモリだけを増やしても大きく変わらない。

以前、Cursorの処理が8時間以上終わらなかったときも、単純にPCを速くするのではなく、長時間処理を夜間へ移す運用に切り替えた。

今回も、ハードウェアを追加する前に、負荷の発生源や使い方を見直す余地がありそうだった。

「増設しない」ではなく、いったん保留にした

現在のPCでは、重さを感じながらも作業自体は続けられている。

その状態で、改善するかどうか分からないものへ6万円を使う必要性は低い。そう考え直し、メモリ増設はいったんペンディングにした。

一度購入すると決めたあとだったので、少し引き返しにくさもあった。ここまで調べたのだから、そのまま買った方が早いようにも思えた。

それでも、調べた時間を無駄にしないために買うのは違う。今回の調査で、増設可能なこと、選ぶなら16GB×2であることまでは分かった。それだけでも、必要になったとき再開できる。

以前、Cursor Cloudを試したときにも、使えないと判断したのではなく、現時点の必要性が低いという理由で導入を凍結した。

今回のメモリ増設も、それに近い。64GBが不要だと結論づけたのではない。今は6万円を払うだけの根拠が足りないと判断した。

まずは費用のかからない対策を試してみる

次に試したいのは、Cursorが索引する範囲を狭めること、ワークスペースを分割すること、同時に動かすAgentを減らすことだ。

Dropboxが同期しているときと止まっているときで負荷が変わるのかも確認したい。タスクマネージャーを見ながら同じ作業を行えば、メモリ、CPU、ストレージのどこが詰まっているのか、今よりは判断しやすくなる。

それでもメモリ使用量が上限近くに張り付き、容量不足が原因だと分かったなら、その時点で64GBへの増設をもう一度考えればいい。

PCが重いと、すぐに性能を追加したくなる。私も今回は、先に買うものを決めてから、効果が分からないことに気づいた。

メモリを買わないと決めたわけではない。

まずは、お金をかけずに原因を切り分ける。それで足りなければ増設する。

今のところは、その順番で試してみようと思っている。

この記事を読んで、何か感じるものはありましたか?
読んで何か感じるものがあったら、そっと「いいね」を押してもらえると嬉しいです。

関連記事

目次