夜、ナイトレインを開いた。
調子が悪かった。面白くない。今夜の言葉は、そこで止まっている。どの相手が嫌だったのか、どこで閉じたのかは、書いていない。面白くない、で一度終わりにした。
そこから、アーマード・コア6をやることにした。
少し前にも、ナイトレインのあとに6を開いた夜がある。あの夜は、6のほうが楽しかった。ミッションを一つ終えると、終わった場所が残る。その残り方が、自分のやりたかった遊びに近かった。しばらくナイトレインは封印しようかな、とまで書いた。かな、は付いたままだった。
今日の移動は、あの夜の結論をそのまま持ってきた感じではない。ナイトレインが面白くない。なら、もう片方をやる。それだけだった。6のほうがいい、と先に分かっていたわけでもない。開いてみないと、今日の6がどうなのかは分からない。そう思って開いた。
開いた。なんか、ピンとこない。
面白くない、と、ピンとこない、は違った

ナイトレインには、面白くない、と言えた。
言い切れている。調子が悪い、もある。今日のナイトレインは、少なくとも合わないと分かるところまでは行っていた。
アーマード・コア6は、そこまでも行かない。なんか、ピンとこない。嫌い、と決める前に、手が離れる。楽しいかどうかを判断するところまで、気持ちが入っていかない。
この二つは、似ているようで、今夜の自分の中では違っていた。片方は、やめた理由がある。もう片方は、やめた理由がまだ言葉になっていない。理由がないまま、ピンとこない、だけが残る。
少しして、そう思った。長く粘ったわけではない。開いて、触って、乗らない。前の夜は、移った先で、これがやりたかった、まで行けた。今日は、移った先で何も起きない。
6が、あの夜よりつまらなくなったのか。今日は、何を開いても同じだったのか。一本も進めていないので、6についての評価は更新できない。更新できないまま、ピンとこない、が残っている。
たまに、こういう日があるんだよな、と思った。
驚く感じは薄い。知っている種類の夜だ。知っているのに、今日はいつもの抜け方が使えない。そこが、少しあとに言葉になった。
あの夜、6が楽しく感じたところまでは、こちらに書いている。
こういう日の抜け道は、酒だった

こういう日は、酒を飲むことが多かった。
ゲームが乗らない夜を、別のゲームで埋める。埋まらなければ、飲む。飲んで、今日を閉じることが多かった。行き先が、一つはあった。
酒は止めている。
止めたあとに、飲みたくなる夜のことは前に書いた。仕事の帰り、コンビニの酒の棚の前で立ち止まった。買わなかった。あの夜に考えていたのは、欲しいのが味なのか、一日を終わらせる感覚なのか、というほうだった。
今日は、棚の前の話ではない。飲みたい、とも強くは書いていない。書いてあるのは、こういう日は飲むことが多いのに、止めたのでやることがない、というほうだ。
酒が欲しいのか。酒があった頃に埋まっていた時間が見えているのか。今日の時点では、やることがない、が先に立っている。欲しくないと決めたわけでもない。決める前に、その時間だけが空いている。
身体が軽いとか、出費が減ったとか、止めたことの良さは、今夜の言葉には出てこない。あるのは、いつもの閉じ方が使えなくて、代わりが見当たらない、という感じだけだ。
飲みたくなった夜の記録は、こちらにある。
仮眠のあとにも、なにしようかなが残った

身体を休めるのも、もうやった。
仮眠を取った。休んだあとに、なにしようかな、が残っている。休みさえすれば次の気持ちが出てくる、というところまでは、今夜は行っていない。休むこと自体は済んでいる。済んだあとの夜が、まだ空いている。
仮眠が足りなかったのか。仮眠では埋まらない種類の時間なのか。そこも、まだ分からない。
ゲームは二つ開いた。ナイトレインは面白くない。アーマード・コア6はピンとこない。酒で閉じるやり方は、今は使っていない。仮眠もした。その次が、出てこない。
出てこない夜を、ちゃんと休めた日だったと呼びたくなる。呼ぶと、少し収まる。今夜の自分は、そこまで言っていない。なにしようかな、で止まっている。
次に試すものも、決まっていない。ナイトレインへ戻るのか。ピンとこない6を、少しだけ進めてみるのか。何も開かずに、夜を終えるのか。どれも、手の届く場所にはある。どれにも、まだ手が伸びていない。
こういう日がたまに来ることは、知っている。知っていることと、その夜に行き先があることは、別だった。
酒があった頃は、少なくとも閉じ方が一つあった。ゲームが面白い夜は、ゲームが行き先になる。今日は、その両方が空いている。空いた場所に何を置くのかは、まだ分からない。分からないまま、なにしようかな、が残っている。

