波予報63点でも海に入りたくない。Surf-OKに「自分向けスコア」とAIが必要だと思った朝

AIとWeb制作

今朝、Surf-OKを見ると波の点数がかなり高かった。

5時から7時あたりは63点前後。

波は1.4mほどあり、周期は約12秒。風も弱い。数字だけを見ると、「今日は行ったほうがいい」と思ってもおかしくない条件だった。

Surf-OKは、自分がサーフィンへ行くかどうかを判断するために作り、現在もβ版として公開している波予報サービスだ。

ところが、その63点を見ても、今日はあまり海へ入りたいと思わなかった。

「あれ?」

そこで少し考え始めた。

波として63点でも、自分にとって63点とは限らない

最近、湘南でのサーフィンを以前ほど楽しめていない。

波が割れる場所には人が集まりやすく、自分が入りたいピークへ入れないことがある。

サイズが上がれば波は良くなるが、今度はゲティングアウトがきつい。

今使っているボードは以前のボードより浮力がある。そのぶんテイクオフには助けられているが、ドルフィンスルーでは沈めにくい。

サイズとパワーのある日は、波を越えたつもりでもかなり押し戻される。

今朝の1.4m、周期12秒という条件も、波そのものとしては良さそうだった。

でも、今の自分と今のボードにとって、本当に63点なのだろうか。

以前にも、Surf-OKの点数と実際の海に差を感じたことがあった。

別の日には57点という予報を見て海まで行ったものの、実際のコンディションを見て入らずに帰ったこともある。

これまでは「予報と現地の差」をどう埋めるかを考えていた。

今朝は、そのさらに先が見えた気がした。

波そのものを正しく評価できても、その波がその人に向いているとは限らない。

Surf-OKに「自分向けの点数」があってもいい

たとえばSurf-OKが、

一般スコア:63点

と表示する。

その下に、

あなた向けスコア:48点

と出たらどうだろう。

さらに、

「波そのもののコンディションは良好ですが、今日は長周期でサイズがあります。現在のスキルや使用しているボードでは、ゲティングアウトの負荷が高くなる可能性があります」

と説明してくれる。

これは、自分でもかなり使いたい。

会員登録時にスキルレベルを登録する。

もう少し進めるなら、使用しているボードや、得意・苦手なサイズなども登録する。

同じ1.4mの波でも、初心者、中級者、上級者では意味がまったく違う。

高浮力のボードと、ドルフィンスルーしやすいボードでも違う。

今までSurf-OKでは「今日の波はどうなのか」を評価してきた。

そこからもう一段進んで、

「今日の波は、あなたにとってどうなのか」

まで答えられたら面白そうだ。

競合サイトを見て、Surf-OKの違いを考え直した

今朝、波情報を調べている途中で「Surf life」というサイトを見つけた。

波高、周期、風、潮、うねりなど、かなり細かな情報を見ることができる。

Surf-OKと完全に同じサービスではない。

それでも、「詳しい波情報を表示する」というだけなら、すでに長く運営されているサービスがあることを改めて意識した。

サーフポイントの情報を増やすことも大切だ。

ただ、それだけではSurf-OKを使う理由として弱いかもしれない。

そこで、さっき考えていた「自分向けスコア」の意味が急に大きく見えてきた。

Surf-OKが提供する価値は、データの量ではなく、

「この波、自分ならどうなの?」

への答えなのかもしれない。

自分自身がユーザーであることが、個人開発では強みになると以前書いたことがある。

今朝の「63点なのに行きたくない」という違和感も、自分で毎日のように使っているから出てきたものだと思う。

AIには点数より「なぜ?」を説明してほしい

そこで、以前少し試したOpenAI APIのことを思い出した。

ただ、AIに全部を判断させたいわけではない。

波高、周期、風、潮などから基本スコアを計算するところは、Surf-OK側のロジックとして残したい。

ユーザーのスキルレベルなどを使った個人向けスコアも、できるだけ再現可能なルールとして計算する。

その結果をAIへ渡して、

「なぜ今日はあなたに向いているのか」

を自然な文章で説明してもらう。

そんな役割分担が良さそうに思えている。

数値を決める部分と、その数値が自分にとって何を意味するのかを説明する部分を分けるイメージだ。

最近はAIを使ったサービスも珍しくなくなった。

だったらSurf-OKでもAIを隠すのではなく、

「AIが、あなたのレベルで今日の波を判断する」

くらい前面に出しても面白い。

まだそこまで実装したわけではない。

今朝、そういうサービスだったら自分が使いたいと思った。それが今の段階だ。

開発する順番まで変わるかもしれない

ここまで考えたら、Surf-OKの今後の開発順序まで気になってきた。

これまではサーフポイントの詳細や検索を充実させ、対応エリアを増やし、その先で会員・課金機能を強化していく想定だった。

でも、自分向けスコアを作るなら、スキルレベルなどを保存できる会員基盤が必要になる。

将来的に会員・課金機能を持つ環境へ移行する予定なら、現在の環境でPersonal Scoreを作り込んでから移行すると二度手間になるかもしれない。

会員制や定期購読については、このChatons.jpですでに実際の決済から解約まで試した経験がある。

その経験があるので、会員や課金の仕組みそのものを一から手探りで作る必要はなくなっている。

だったら対応エリアを広げるより先に、会員基盤を整え、その上でPersonal ScoreとAIを作ったほうが、Surf-OKの新しい価値を早く試せるのではないか。

そんな考えが出てきた。

まだ開発順序を最終決定したわけではない。

ただ、今朝の「63点なのに、自分は海へ行きたいと思わなかった」という小さな違和感をきっかけに、これまで予定していた開発の順番そのものを見直し始めている。

波が良いかを教えるサービスから、

自分にとって、その波がどうなのかを一緒に判断するサービスへ。

もしそこまで作れたら、自分自身が今よりもっと使いたいSurf-OKになる気がしている。

今朝は結局、サーフィンへ行くかどうかを考えていただけだった。

でも、自分で作った63点に自分自身が納得しなかったことから、次に作りたいものが少し見えてきた。

個人開発では、こういう違和感が案外いちばん大事なのかもしれない。

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