NIGHTREIGNのトロコンは1年かかるかもしれない。それでも練習を続けたいと思った理由

ゲームと思考

『ELDEN RING NIGHTREIGN』を始めたとき、ここまで長い付き合いになるとは思っていなかった。

もちろん、簡単なゲームではないことは分かっていた。敵の攻撃を見切り、限られた時間の中でレベルを上げ、武器や装備を整え、最後には強力なボスを倒さなければならない。

それでも、繰り返し挑戦していれば、少しずつ実績も解除されていくだろうと思っていた。

ところが、現在解除できているSteam実績は37個中4個。達成率にすると11%である。

数字だけを見ると、ほとんど進んでいない。

残っている実績の内容を確認すると、ソロで実績をすべて解除するまでには、かなり長い時間が必要になりそうだった。

場合によっては、1年ほどかかるかもしれない。

ボスへ到達するだけでは、練習にならない

NIGHTREIGNでは、一度の遠征に時間がかかる。

マップを移動しながら敵を倒し、レベルを上げ、使える武器を探す。限られた時間の中で準備を整えなければならない。

そして、ようやくボスへ到達しても、攻撃を理解できていなければ短時間で倒されてしまう。

数十分かけてボスへ到達し、数分で敗北する。

その一戦だけで攻撃パターンを覚えるのは難しい。

そこで私は、『ELDEN RING』本編へ戻り、NIGHTREIGNに登場するボスと似た攻撃を使う敵を相手に練習することにした。

NIGHTREIGNを進めるために、別のゲームへ戻って練習する。

遠回りのようにも見えるが、今の自分にはそれが必要だった。

モーゴットとの練習で見えてきたもの

現在は、本編のモーゴットを相手にパリィの練習をしている。

武器は無強化の騎士大剣。火力を抑え、できるだけ長く戦いながら、攻撃の構えやタイミングを観察するためだ。

最初は、ほとんど何もできなかった。

攻撃の振りが遅く見えるのに、回避やパリィを早く入力すると、途中のディレイに引っかかる。似た方向から飛んでくる薙ぎ払いでも、構えや溜めの長さが異なり、同じタイミングでは対応できない。

協力者を呼んだ状態では、モーゴットの注意が分散するため、HPを半分ほどまで削ることができた。

しかし、一対一で戦い始めると、状況は大きく変わった。

常にこちらへ攻撃が向き、回復する時間さえ見つからない。少し被弾して慌てて聖杯瓶を使うと、その隙へ次の攻撃を差し込まれる。

パリィのタイミングが少し分かってきても、それだけでは戦闘を維持できなかった。

攻撃を見分けること。
長い連撃の終わりを理解すること。
反撃せず、回復へ使うべき隙を判断すること。

ボスを倒すためには、単純な反射神経だけでは足りないのだと実感した。

実績が増えなくても、進んでいることはある

本編で何時間練習しても、NIGHTREIGNの実績数は増えない。

Steamの画面を開けば、表示は4/37のままである。

以前の私は、このような状態を「進捗がない」と感じやすかった。

しかし、今は少し見方が変わってきた。

昨日まで取れなかった攻撃へパリィを合わせられた。
似た薙ぎ払いの違いに気づいた。
被弾後に慌てて回復せず、次の攻撃を回避できた。
ボスのHPを以前より安定して削れるようになった。

実績には表示されなくても、確かに変化は起きている。

ゲームの進捗には、少なくとも三つの種類があるのだと思う。

実績が解除されたという「結果の進捗」。

遠征で以前より先へ進めたという「攻略の進捗」。

敵の動きを理解し、操作の再現性が上がったという「技術の進捗」。

NIGHTREIGNでは、最後の技術の進捗が最も見えにくい。しかし、それがなければ、残り二つの進捗も生まれない。

一度倒すより、何度でも倒せる力が必要になる

運が良ければ、強い武器を拾い、相性のよい強化を引き、偶然ボスを倒せることもある。

けれど、実績コンプリートを目指すなら、一度の幸運だけでは足りない。

別の遠征でも同じように戦えること。
武器が揃わなくても立て直せること。
苦手な攻撃を見分け、回避やパリィを再現できること。

必要なのは、倒した経験より、倒せる状態を作ることなのだと思う。

そのためには、目の前の勝利よりも、失敗した理由を一つずつ減らしていく必要がある。

今日は薙ぎ払いを一種類だけ見分ける。
次は安全に回復できる攻撃を覚える。
その次は、反撃を一回で止める。

小さな課題を重ねていけば、いつか戦闘全体を制御できるようになる。

長いからこそ、残るものもある

1年かかるかもしれないと考えると、途方もなく感じる。

もっと短いゲームを遊べば、いくつも実績コンプリートできるかもしれない。

それでも、今すぐNIGHTREIGNをやめたいとは思わない。

簡単には進まないからこそ、昨日できなかったことができた瞬間に、大きな手応えがある。

実績を一つ解除するまでの間に、攻撃を見る力、焦らず待つ力、失敗から原因を探す力が少しずつ育っていく。

トロコンまでの距離は、まだ長い。

けれど、実績一覧の数字だけを見て「何も進んでいない」と決める必要はない。

今日取れた一度のパリィも、見分けられた一つの構えも、未来の攻略につながっている。

NIGHTREIGNは、短期間で終わらせるゲームではなく、時間をかけて自分の技術を育てていくゲームなのかもしれない。

そう考えると、1年という長さも、少し違って見えてくる。

焦って終わらせるのではなく、できることが増えていく過程を確かめながら、いつか最後の実績へたどり着きたい。

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