『ELDEN RING NIGHTREIGN』をしばらく離れていたが、久しぶりに1プレイしてみた。
結果はかなりひどかった。以前ならある程度形になっていた序盤のファーム手順を忘れ、レベル2のまま1日目のボスへ。坑道では、以前ならレベル2でも倒せていたトロル相手に焦って被弾を重ね、そのまま死亡した。
単純に腕が落ちたのだと思った。けれど、その後あらためて考えてみると、問題はそれだけではなかった。
NIGHTREIGNそのものが、自分の「上達を楽しむ感覚」と少し噛み合っていないのだと思う。
ELDEN RINGでは、昨日より上手くなったことが分かる
最近は『ELDEN RING』でモーゴットを相手に練習している。
武器は無強化の騎士大剣。最初はパリィを狙うことに意識が寄りすぎて、失敗して被弾することが多かった。
そこで、大剣1本とパリィ盾にして、基本は回避。危険な攻撃だけパリィする形に変えてみた。
すると、少しずつ戦いが安定した。
以前より被弾が減った。危険な攻撃をパリィで止められるようになった。HPも3分の1ほど削れるようになった。
何が良くなったのかが、自分でも分かる。
「この攻撃は避けられた」
「このタイミングならパリィできる」
「前回より長く戦えた」
こういう小さな変化が積み重なると、たとえ倒せなくても練習した意味を感じられる。
無強化の大剣で戦っていると一戦が長くなり、DLCの若い頃のラダーンと戦っているような気分になる。それでも不思議と嫌ではない。敵の動きを読み、少しずつ処理できる攻撃を増やしていく過程そのものが楽しいからだ。
一体を覚えると、別の敵で感覚が狂う
ただ、面白い問題も起きた。
モーゴットのディレイに身体が慣れたあと、久しぶりに鈴玉狩りと戦ったら、パリィのタイミングが分からなくなっていた。
以前なら普通に取れていた攻撃なのに、身体が「まだ待つ」と判断してしまう。
モーゴットでは正解だった感覚が、鈴玉狩りでは遅すぎる。
NIGHTREIGNで安定して戦うなら、一体のボスだけを極めればいいわけではない。鈴玉狩り、モーゴット系、亜人の剣聖など、違うリズムの敵へ瞬時に切り替える必要がある。
この時点で、かなり長い道のりだと思った。
しかも、これは最初の夜の王であるグラディウスを倒すための準備にすぎない。
NIGHTREIGNでは、戦闘の前にファームがある
NIGHTREIGNで強く戦おうとすると、ボス練習だけでは足りない。
1日目にどこを回るか。どの拠点を攻略するか。いつ坑道へ行くか。どこで石剣の鍵を手に入れるか。武器をいつ強化するか。小ボスをどれだけ素早く倒せるか。
自分の場合、初期大剣を使いたいので、坑道で鍛石を手に入れて商人で強化する流れを重視している。
以前は、まずレベル2まで上げ、石剣の鍵を取れる拠点を攻略してから坑道へ向かう流れだった。それを忘れて今回は最初から坑道へ行き、そこで崩れた。
ここにも当然、上達はある。
効率よく回れるようになれば、レベルも上がり、装備も整い、ボス戦も楽になる。
ただ、自分はこの「ファーム効率を突き詰める」部分にあまり楽しさを感じない。
強い武器を拾って二刀流の高火力で押し切る戦い方なら、ボスごとの攻撃を細かく覚えなくても済むかもしれない。でもその代わり、限られた時間の中でどう戦力を作るかが重要になる。
そこを考えていると、ゲームを遊んでいるというより、作業手順を最適化しているような気分になってしまう。
「難しいから嫌」ではなかった
最初は、NIGHTREIGNが難しいから疲れるのだと思っていた。
でも、ELDEN RINGで無強化武器を持ってモーゴットと何度も戦うことは、それほど苦にならない。
むしろ難しい。
それでも続けられるのは、条件が同じだからだと思う。
同じ敵、同じ武器、同じ自分。
だから前回との違いが分かる。
一方、NIGHTREIGNは毎回条件が変わる。マップも違えば、出会う敵も違う。装備やルートも変わる。
前回より上手くなっていたとしても、結果が悪ければ「今日は条件が悪かったのか、自分が下手だったのか」が分かりにくい。
自分にとって大切なのは、勝つことだけではなく、「昨日より少しできるようになった」と感じられることなのだと思う。
合わないゲームを認めるのは少し寂しい
NIGHTREIGNの戦闘そのものは好きだ。
だからこそ、合わないと感じるのは少し寂しい。
もしファームやローグライク的な仕組みまで好きだったら、かなり長く遊べるゲームだったと思う。
けれど、ゲームには上手い下手だけではなく、相性がある。
何を覚えることが楽しいのか。
どんな失敗なら、もう一度試したいと思えるのか。
どんな上達なら、自分の中に積み上がっていると感じられるのか。
今回NIGHTREIGNとELDEN RINGを行き来したことで、その違いが少し分かった。
自分は、条件の違いを乗りこなすことより、同じ相手と向き合って少しずつ理解を深めていく方が好きなのだ。
ゲームで遊んでいるだけなのに、こういうところにも自分の性格が出る。
それが分かっただけでも、今回の寄り道には意味があったのかもしれない。