遅くても、自分の足で進みたい。『NIGHTREIGN』のソロ攻略から考えた「再現できる成功」

ゲームと思考

最近、『ELDEN RING NIGHTREIGN』をソロで遊んでいる。

しかも、追跡者の初期大剣を使い続けるという、自分なりの縛りを加えている。

ソロは当然、マルチプレイより不利だ。

複数人なら、誰かが敵に狙われている間に別のプレイヤーが攻撃できる。失敗しても仲間が助けてくれることがある。

ソロでは、基本的にすべての攻撃が自分へ向かってくる。

それでも、私はソロの方が楽しい。

なぜだろう。

遊びながら考えているうちに、これはゲームだけの話ではなく、これまでの生き方にも少し似ていることに気づいた。

他人についていかなくていい安心感

マルチプレイでは、自分だけのペースで動くことは難しい。

仲間が先へ行けば追いかける。誰かが戦闘を始めれば、自分も参加する。

それは協力プレイの面白さでもある。

けれど私は、周囲についていくことに意識を使いすぎると、肝心のゲームそのものへ集中できなくなることがある。

ソロなら違う。

立ち止まって考えてもいい。失敗したところを何度も練習してもいい。

自分が納得するまで同じボスと戦える。

誰にも急かされない。

その代わり、助けてくれる人もいない。

自由と引き換えに、責任も全部自分で引き受けることになる。

「倒してもらう」より「倒せるようになりたい」

ソロでボスを倒すには、どうしても練習が必要になる。

最初は何度も攻撃を受ける。

避けるタイミングを間違える。欲張ってもう一発攻撃して反撃される。

それでも繰り返していると、少しずつ見えるようになる。

「あの動きの後は攻撃できる」

「この距離なら危険だ」

「ここでは攻撃せず、次を待った方がいい」

やがて、ずっと怖かった攻撃が怖くなくなる。

自分にずっとターゲットが向いていても、対処方法を知っていれば戦える。

私は、この過程そのものが好きなのだと思う。

強い仲間についていき、何が起こったのかよく分からないままボスを倒すより、何度も負けながら自分で倒せるようになる方が、ずっと達成感がある。

人生にも「誰かに連れていってもらう成功」がある

人生にも似たことがある。

成功している人と出会い、気に入られ、その人の人脈や影響力によって一気に上へ行く。

それも立派な成功の方法だと思う。

人との縁も能力の一つだし、わざわざ苦労することが正しいわけでもない。

ただ、自分の場合は、そこに少し不安を感じる。

「なぜ自分はここまで来られたのだろう」

その理由を自分で説明できなければ、環境が変わったときに、もう一度同じ場所まで行ける自信が持てないからだ。

私はたぶん、成功そのもの以上に、

「どうすればそこへ到達できるのか、自分で理解していたい」

のだと思う。

失敗も成功も自分の判断と技術に結びついている方が、遅くても納得できる。

若い頃は「最強の攻略法」を探していた

若い頃、自己啓発書や成功法則をかなり読んだ。

成功している人の習慣を真似したり、「こう考えれば成功する」という方法を試したりもした。

当時は、どこかに人生の正しい攻略法があると思っていたのかもしれない。

ゲームで言えば、最強武器を探し続けていたようなものだ。

けれど、どれだけ優れた方法でも、自分が信じられなければ長く続かなかった。

無理をすれば短期間なら動ける。

でも、自分の本音と違う方向へ進み続けながら、何年も高い品質を保つことは難しい。

反対に、自分が納得できる方法なら、多少大変でも続けられる。

細かいところまで改善したくなるし、もっと上手くしたいと思える。

ここにはかなり大きな違いがある。

「一人でやる」と「全部一人でやる」は違う

とはいえ、ソロ攻略を人生へそのまま持ち込むと危険な部分もある。

ゲームでは一人ですべての敵を引き受けられても、人生まで何もかも一人で背負う必要はない。

人に相談してもいい。

便利な道具を使ってもいい。

AIを使って考えを整理してもいい。

専門家の知識を借りてもいい。

大切なのは、誰の力も借りないことではなく、

最後の判断まで誰かに預けてしまわないこと

なのだと思う。

ゲームでも、装備やアイテムは利用する。

それでも最後にコントローラーを握っているのは自分だ。

人生も、そのくらいでいい。

遅くても、再現できる道を作りたい

気づけば人生の後半が見えてくる年齢になった。

もっと早くうまくやれたのではないかと思うこともある。

遠回りもたくさんした。

それでも今は、まだ巻き返す機会は残っていると思っている。

若い頃のように、最短距離で成功する方法を探したいとはあまり思わなくなった。

それよりも、

自分が理解できる方法で、一歩ずつ勝率を上げていく。

その方が自分には合っている。

速さでは負けるかもしれない。

でも、一度身につけた技術は残る。

誰かがいなくなっても、環境が変わっても、また自分で考えて進める。

それは、派手ではないけれど強い。

『NIGHTREIGN』のソロ攻略で何度も負けながら、そんなことを考えた。

誰かに連れていってもらう成功ではなく、

自分で攻略方法を説明できる成功。

今の私は、たぶんそちらを目指したいのだと思う。

この記事を読んで、何か感じるものはありましたか?
読んで何か感じるものがあったら、そっと「いいね」を押してもらえると嬉しいです。

関連記事

目次