Surf-OKのリニューアルを進めながら、どうもしっくりこない状態が続いていた。
当初は、サーフポイントの紹介ページだけを検索機能に強いWordPressテーマ「REHUB」へ移す予定だった。既存サイトを一度に置き換えず、小さく始めるPhase 1としては安全な案に見えた。
実際に移行作業も進めた。それでも、手が止まる。
紹介ページを並べるだけでは、Surf-OKが「サーフポイントを探すサイト」になってしまう。自分が本当に作りたいのは、場所を探すだけでなく、その日の波を見て「今日はどこへ行くか」「自分は入れそうか」を考えるためのサイトだった。
「探す」と「判断する」が別のサイトに分かれていた

8月25日時点では、それぞれのWordPressに役割を持たせようと考えていた。
REHUBはサーフポイントを探す場所。EVERYやPANDORAは、波予報を見て判断する場所。SWELLを使っている/column/は、サーフィンの知識や体験を読む場所。
機能だけを見れば、それなりに筋は通っている。
しかし利用する側から考えると、サーフポイントを探したあと、別の画面へ移って波予報を確認しなければならない。Yahoo!天気のように、場所を選んだ先でそのまま予報を見られる方が自然だ。
Surf-OKで作りたい「判断」の形については、以前、自分向けスコアやAIによる説明を考えた記事にも書いている。
この方向を目指すなら、ポイント紹介と波予報を別々の公開サイトへ分ける方が、かえって不自然だった。
安全に小さく進めるはずのPhase 1が、作りたいものから少しずれていたのだと思う。
1日1記事の波予報も、そのまま移したくなかった

もう一つ気になっていたのが、波予報を1日1記事として公開する現在の形式だった。
日付ごとの記事を残せば、「長期間にわたって波のデータを取得してきた」という履歴になる。過去の予報を振り返れることにも価値がある。
一方、このまま続ければ記事数は永久に増えていく。今日の予報を見たい人にとって、日付ごとにURLが変わる構造も使いやすいとは言えない。
残したいのは過去のデータであって、「1日1記事」という公開方法そのものではない。
そこで、サーフポイントごとに一つの固定URLを持たせ、新しい波予報は同じページで見られるようにする方針を維持することにした。新しい日付記事の作成は止める。ただし、これまで蓄積した予報は消さず、履歴として参照できる形を残す。
以前、別サイトの再構築を考えたときも、過去を丸ごと捨てるのではなく、価値のあるURLやデータを選んで残す方針を取った。
今回も考え方は同じだった。8月25日に決めた固定URLと履歴保全は変えない。変えるのは、その仕組みを載せる場所だ。
午前2時11分、REHUBを公開本体にすると決めた

迷った末に、EVERYをREHUBで置き換え、Surf-OKの公開本体そのものをリニューアルする方針に変えた。
サーフポイントを検索し、そのページで最新の波予報を見る。必要なら過去の履歴も確認できる。REHUBには、その流れをまとめて置く。
SWELLの/column/は残す。こちらは波予報の表示場所ではなく、サーフィンの知識や実体験を蓄積する場所として役割がはっきりしているからだ。
PANDORAは、公開WordPressの後継候補からはいったん降ろすことにした。有料記事や会員機能が悪かったわけではない。実際、定期購読は加入から解約まで動作することを確認している。
ただ、今のSurf-OKで最初に整えたいのは課金ではない。サーフポイントを探し、その日の波を見て判断できる主導線だ。必要な機能が変わったというより、優先順位が見え直したのだと思う。
全面リニューアルを決めても、一気には切り替えない

方針を変えたからといって、EVERYをすぐに削除したり、そのまま本番を切り替えたりはしない。
REHUB側で固定URL、最新予報、過去履歴が意図どおり動くことを確認する。既存サイトは、その間の退避場所として残す。日付記事の仕組みをREHUBへ移植してしまえば、見た目だけ変わって同じ問題を抱えるため、それもしない。
午前1時46分には、まだ「どういう構成がよいのだろう」と迷っていた。午前2時11分には、「しっくりこない状態では作業が進まない」と、全面リニューアルへ傾いた。
これで完成形がすべて見えたわけではない。履歴をどの粒度で見せるのか、本番をいつ切り替えるのかは、これから実際に試しながら決めていく。
それでも、どこへ向かうのかはようやくはっきりした。
Surf-OKを「場所を探すサイト」だけで終わらせない。場所を探し、波を見て、自分なりの判断へ進めるサイトにする。その形を、REHUBの上で作り直してみようと思う。


