先日、疲労が強すぎて、予約していた心療内科へ行くことができませんでした。
予定していたことを実行できなかった日は、どうしても「自分はだめだ」と感じやすいものです。けれど、その日の私は、少し無理をすれば行ける状態ではありませんでした。
移動して、待って、診察を受けて、帰ってくる。その一連のことを考えただけで身体が動かないほど、疲れ切っていました。
予約は取り直しました。通院そのものをやめたわけではありません。それでも、必要な予定に行けないほど疲労を溜めていた事実は、軽く考えないほうがいいと思いました。
これは意志の弱さではなく、今の生活に対して身体の回復が追いついていなかったというサインです。予定を守れなかった自分を責めるより、なぜそこまで消耗したのかを振り返るほうが、次につながります。
「意味のある徹夜」なら大丈夫だと思っていた
ここ最近の疲労には、いくつか心当たりがありました。
仕事の前に十分眠れなかったこと。身体を使う仕事が続いたこと。サーフィンへ行ったこと。そして、将来につながる作業を進めたくて、夜遅くまで起きていたことです。
私はこれまで、遊びのための徹夜はよくないけれど、仕事や将来への投資になる作業なら、多少の無理には意味があると思っていました。
けれど、身体にとっては、その徹夜が何のためだったかは関係ありません。
価値のある作業をしていても、睡眠を削った分だけ身体は消耗します。むしろ「これは将来のためだから」と思うほど、途中でやめにくくなり、限界を越えてしまうことがあります。
一晩で大きく進めても、その後の数日間、頭が動かず、通院すらできなくなるのであれば、本当に前へ進んだと言えるのか。
そう考えると、瞬間的な作業量ではなく、数日、数週間単位で見た継続量のほうが大切なのだと思うようになりました。
疲れていても進められることはある
一方で、疲労が強い日でも、まったく何もできないわけではありませんでした。
長時間の設計や複雑な判断は難しくても、短い文章を書いたり、AIとの会話をノートへ整理したりすることはできます。少しずつでも記録を残せば、後から企画や記事、仕事の判断材料として使えます。
以前の私は、「大きな作業ができなければ、その日は進んでいない」と考えがちでした。
けれど今は、低いエネルギーでも続けられる作業を持っていること自体が、大きな強みだと感じています。
元気な日にしか進まない計画は、体調を崩した瞬間に止まります。逆に、疲れている日にも少しだけ積み上げられる仕組みがあれば、人生全体は完全には止まりません。
小さな記録や短い文章は、派手な成果には見えません。それでも、それらは未来の自分が使える材料として残ります。
働いたのに、疲労を増やさなかった日
通院できなかった翌日も、飲食店のアルバイトがありました。
幸い、その日は比較的落ち着いていて、必要以上に力を使わず働くことができました。勤務はしたけれど、疲労をさらに上乗せしなかった。これは私にとって、意外に大きな出来事でした。
これまで私は、働く日は疲れ切るまで動くことが当たり前になっていたのかもしれません。
忙しければ全力で対応する必要があります。しかし、余裕のある日にまで自分から出力を上げる必要はありません。仕事量に合わせて力を配分し、翌日へ余力を残すことも、長く働くための技術です。
「今日はまだ動ける」と感じると、すぐに別の作業を詰め込みたくなります。けれど、その元気が本当に回復した力なのか、たまたま疲労を感じにくくなっているだけなのかは、その場では分かりません。
だから今は、元気を感じても、すべて使い切るのではなく、一つだけ進めて余力を残す。そのくらいの配分を覚えていきたいと思っています。
最大出力より、最低出力を守る
これからの目標は、毎日元気でいることでも、疲れないことでもありません。
仕事をして、生活を維持し、必要な通院へ行きながら、未来につながる作業を完全には止めないこと。その状態をできるだけ長く保つことです。
以前は、調子のよい日にどこまで多く進められるかを重視していました。今は、調子が悪い日にも何を残せるかのほうが大切に思えます。
一度の全力より、何度でも再開できること。
大きな成果より、途切れない小さな前進。
頑張れる自分を証明するより、続けられる自分を守ること。
疲労で通院できなかった日は、決してよい出来事ではありませんでした。それでも、その経験があったからこそ、自分の限界を無視して進むことが、将来への近道ではないと気づけました。
これからは、自分を使い潰すように働くのではなく、自分自身を長く動かしていくための基盤として扱いたいと思います。
進み方が遅く見える日があっても、止まらずに続けられているなら、それは立派な前進です。
将来を変えるのは、たった一日の無理な頑張りではなく、翌日もまた手を動かせる状態を積み重ねることなのだと思います。