ELDEN RING NIGHTREIGNで上達するために気づいた、勝利より大切な「再現性」

ゲームと思考

最近、『ELDEN RING NIGHTREIGN』を繰り返し遊んでいる。

ゲームを始めたばかりの頃は、拾える武器やルーンの量、仲間との組み合わせなど、毎回変化する状況に振り回されていた。うまくいった回があっても、それが自分の技術によるものなのか、たまたま条件がよかっただけなのか分からない。

一度ボスを倒せても、次の回では簡単に負けてしまう。

そんな状態が続くと、「本当に上達しているのだろうか」と不安になる。

それでも最近、追跡者の初期武器を中心に進めるルートが少しずつ安定してきた。1日目のボスを越えて、2日目のボスまで到達できる機会も増えてきた。

そこで気づいたのは、ゲームにおける成長は、派手な勝利よりも「同じことを繰り返せるようになること」に表れるということだった。

一度勝つことと、安定して勝つことは違う

強いボスを初めて倒した瞬間は、もちろんうれしい。

ただ、その勝利が偶然に近いこともある。

たまたま強い武器を拾えた。敵の攻撃が比較的避けやすい展開になった。回復アイテムを十分に残せた。

ゲームにはさまざまな条件があるため、一度勝っただけでは、自分が本当にその相手を攻略できるようになったとは言い切れない。

私が今取り組んでいるのは、1日目のボスを倒すことそのものではない。

1日目のボスを、できるだけ毎回安定して倒せるようにすることである。

初期武器に近い状態でも戦える。回復を無駄遣いしない。危険な攻撃を見分けて距離を取る。攻撃できる場面だけ反撃する。

そうした小さな判断を積み重ね、成功を再現できる状態に近づけていく。

一度の勝利より、三回続けて同じところまで進めるほうが、実際には大きな成長なのだと思う。

初期武器を使うと、自分の弱点が見えやすい

NIGHTREIGNでは、道中で強い武器を拾えるとは限らない。

だからこそ、追跡者の初期武器を軸にして進む練習をしている。

強い武器に頼らない状態では、自分の操作や判断の粗さがはっきり見える。無理に攻撃して被弾したのか、スタミナを使いすぎたのか、敵の動きを見ずに反射的に回避したのか。

武器の性能で押し切れないぶん、原因をごまかしにくい。

最初は不自由に感じていたが、今はむしろ、その不自由さが練習になると感じている。

条件が悪いときでも最低限戦えるようになれば、強い装備を拾えたときには、さらに余裕を持って行動できる。

初期武器を使い続けることは、縛りプレイをしたいからではない。

ランダム性の高いゲームの中に、自分で安定した土台を作るためである。

本編の強敵を、練習相手にする

NIGHTREIGNで苦戦している敵への対応力を高めるため、『ELDEN RING』本編でも練習を続けている。

現在の練習相手は、鈴玉狩りの強化個体だ。

4周目の相手に、無強化のフランベルジュで挑戦している。火力が低いため、短時間で押し切ることはできない。長く戦い続けなければならず、そのぶん集中力や回避の精度が求められる。

最初はほとんど何もできなかった。

しかし、繰り返し戦ううちに、少しずつ攻撃のタイミングが見えるようになった。どの攻撃のあとなら反撃できるのか、どこで欲張ると被弾するのか、危険な距離はどこなのか。

最近では、相手のHPを3分の1ほど削れるところまで進んだ。

まだ勝ててはいない。

それでも以前とは明らかに違う。敵の動きをただ怖がるのではなく、観察しながら戦える時間が増えている。

勝利には届いていなくても、確実に前進している。

失敗の回数は、無駄ではなかった

ゲームでは、負けた回数だけを見ると、何も進んでいないように感じることがある。

同じボスに何度も倒され、気づけば長い時間が経っている。成果がなければ、その時間を無駄にしたような気持ちにもなる。

けれど、同じ失敗に見えても、内容は少しずつ変化している。

最初は数秒で倒されていた。次は一度だけ反撃できた。その次は回復を使う余裕ができた。さらに続けると、相手の攻撃を予測できる場面が増えてくる。

外から見れば、どれも同じ「敗北」かもしれない。

しかし、その中では確実に学習が進んでいる。

ゲームの上達は、階段のように一段ずつ目に見えて進むわけではない。しばらく変化がないように見えたあと、ある瞬間に突然、以前できなかったことが自然にできるようになる。

その瞬間まで続けられるかどうかが、大きいのだと思う。

勝つことより、崩れにくくなること

今の目標は、華やかなプレイをすることではない。

初期武器でも落ち着いて進み、1日目のボスを安定して倒し、2日目へ進む回数を増やすこと。鈴玉狩りの攻撃を見切り、無理に攻めず、長く戦い続けられるようになること。

つまり、強くなるというより、崩れにくくなることを目指している。

調子がよい日だけ勝てるのではなく、条件が悪い日でも最低限の判断ができる。焦っても立て直せる。失敗した原因を考え、次の戦いで一つだけ修正する。

そうした再現性が積み上がった先に、本当の意味での上達があるのだと思う。

まだ練習の途中だ。

それでも、以前より遠くまで進めるようになった。以前より長く強敵と戦えるようになった。

勝てなかった回の中にも、次につながる変化は残っている。

今日もまた、同じ敵に挑む。

今度は勝てるかもしれないし、また負けるかもしれない。

ただ、昨日より一つでも落ち着いて判断できたなら、その挑戦には十分な意味がある。

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