波があるのに入れない日が続くから、バイクをサーフィン仕様に改造したくなった

サーフィンと生活

サーフィンは、波があればできるという単純なものではない。

波情報の数値だけを見ると、今日は十分に期待できそうな日だった。うねりもあり、スコアも悪くない。普通に考えれば「今日は入れるかもしれない」と思うような条件だった。

けれど、実際に海へ行ってみると、思ったほど波が割れていなかった。

セットが来れば多少は乗れそうに見える。でも、そのセットがなかなか来ない。来ているのかもしれないけれど、地形が合っていないのか、うまく割れてくれない。

こういう日は、かなり悩ましい。

波がまったくないなら、あきらめもつく。けれど、うねりはある。海にもエネルギーはある。それなのに、自分がいる場所ではサーフィンにならない。

そのたびに思う。

もう少し移動できれば、違うポイントなら入れたのではないか、と。

問題は「波がないこと」ではない

最近、同じような状況が何度かある。

数値上は波がある。うねりも入っている。けれど、近くの海では地形が合わず、サーフィンできるほど割れていない。

これは単に「今日は波がなかった」という話ではない。

問題は、波がある日に、自分が行ける範囲のポイントが限られていることだと思う。

サーフィンは自然相手の遊びなので、完璧な条件を求めすぎても仕方がない。風向き、潮回り、うねりの向き、地形。いろいろな要素が重なって、ようやく乗れる波になる。

だからこそ、行けるポイントが一つしかないと、どうしても機会が限られる。

近くの海がだめでも、別の場所なら割れているかもしれない。少し移動すれば、同じうねりでもまったく違う波になるかもしれない。

そう考えると、サーフィンの回数を増やすために必要なのは、体力や気合いだけではなく、移動手段なのかもしれない。

引っ越しは固定費が重い

サーフィンを日常にしたいなら、もっと波の良いポイントの近くに住むという選択肢もある。

実際、そういう場所に住めば、朝起きてすぐに波を見に行ける。少しでも良ければ入れるし、だめならすぐ帰れる。サーフィンを生活の一部にするには、とても理想的だ。

けれど、現実には家賃の問題がある。

人気のある海沿いのエリアは、やはり家賃が高い。今より便利になる一方で、毎月の固定費が増える。サーフィンのためとはいえ、家賃が上がると生活全体に影響が出る。

家賃は一度上げると、毎月ずっと続く。
今月だけ頑張ればいい、というものではない。

サーフィンのために良い場所へ引っ越したい気持ちはある。でも、収入や生活費を考えると、すぐに選べる方法ではない。

そうなると、次に現実的なのがバイクの改造だ。

バイクを改造すれば、行ける海が増える

バイクにサーフボードを積めるようにすれば、行けるポイントが一気に広がる。

近くの海が割れていない日でも、少し東西へ移動できる。地形が合っている場所を探せる。波情報を見て、現地を見て、必要なら移動するという選択肢が生まれる。

これは、単に「便利になる」という話ではない。

サーフィンできる日が増える可能性がある、ということだ。

今の状態では、波があっても近くのポイントがだめなら、その日はサーフィンを見送るしかない。プールに切り替えることはできるけれど、海で波に乗る経験とは別物だ。

もちろん、プールも大事だと思う。体力づくりにもなるし、水に入る習慣を維持できる。

でも、サーフィンがうまくなりたいなら、やはり実際に波に乗る回数は必要だ。

その回数を増やすための投資として、バイク改造はかなり意味があるように感じている。

問題は、改造費用が安くないこと

ただし、問題はお金だ。

サーフボードを積めるようにバイクを改造するには、10万円前後かかりそうだ。安い買い物ではない。

今すぐ気軽に出せる金額ではないし、他にも生活費や支払いがある。サーフィンのためとはいえ、勢いだけで決めるには重い金額だ。

けれど、引っ越しと比べると性質が違う。

引っ越しは家賃が上がれば、毎月の固定費が増える。
バイク改造は、基本的には一度の初期投資で済む。

もちろんメンテナンスや安全面の確認は必要だが、毎月の家賃が何万円も上がることに比べれば、生活への影響は限定的だ。

そう考えると、バイク改造は「高いけれど、固定費を増やさずにサーフィン環境を広げる方法」として見ることができる。

それでも、改造すれば必ず行くとは限らない

ただ、ここで冷静に見ておきたいこともある。

バイクを改造したからといって、必ずサーフィンに行く回数が増えるとは限らない。

朝起きる体力がなければ行けない。
移動する気力がなければ行けない。
波が良くても、仕事の疲労が強ければ見送る日もある。

サーフィンを続けるには、道具や移動手段だけでなく、体力、時間、気持ちの余裕も必要になる。

だから、バイク改造だけですべてが解決するとは思っていない。

けれど、今のままだと「行きたいけれど行けない理由」の中に、移動手段の制限がかなり大きく入っている。

その制限を外せば、少なくとも判断の幅は広がる。

「今日は近くがだめだから終わり」ではなく、
「別のポイントを見に行ってみよう」
と思えるようになる。

この差は大きい。

サーフィンに行ける可能性を買う

バイク改造は、サーフボードを運ぶためだけの出費ではない。

自分にとっては、サーフィンに行ける可能性を増やすための投資だ。

波がある日に、地形が合わないから見送る。
近くの海が割れていないから、あきらめる。
そういう日が続くと、少しずつ気持ちも離れていく。

サーフィンを生活に入れたいと思っているのに、実際には行ける条件が少ない。
そのズレが、たぶん今のもどかしさになっている。

もちろん、今すぐ改造するとは決められない。お金を貯める必要もあるし、優先順位も考えなければいけない。

でも、今日の海を見て思った。

波があるのに入れない日が続くなら、移動できる環境を整える価値はある。

サーフィンを続けたいなら、気合いだけではなく、続けられる仕組みが必要だ。

バイクをサーフィン仕様にすることは、単なる趣味の改造ではない。
自分の生活の中に、もう少し海へ向かう道を増やすための選択なのだと思う。

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