アルバイトだけで一日が終わるのがつらい|未来を少し進める時間が心を支える

人生と仕事

アルバイトを終えて帰宅すると、何もする気が起きない日がある。

体を使う仕事で疲れている。食事をして、風呂に入り、翌日の準備をすれば、もう一日が終わる時間になっている。

きちんと働いたのだから、本来なら「今日はよくやった」と思ってもよいはずだ。

ところが、心の中には満足感よりも、少しむなしい感覚が残ることがある。

今日も働いた。収入も得た。それなのに、自分の人生が前へ進んだ感じがしない。

そんな気持ちになるのは、働くことが嫌だからだけではない。自分の未来を作る時間が、その日から完全に消えてしまったように感じるからだと思う。

働いているのに前進していないと感じる理由

生活費を得るための仕事は必要だ。

家賃や食費、光熱費を払うには、まず目の前の収入を確保しなければならない。その意味では、アルバイトへ行くことも確実に人生を支えている。

それでも、人は収入だけで「前進」を感じられるわけではない。

今の生活を維持するための仕事と、これからの生活を変えるための行動は、心の中では別のものとして感じられる。

私の場合、後者にあたるのが、Webサイトの記事を書いたり、サービスを改善したり、自分の考えを文章として残したりする時間だ。

すぐに収入にならなくても、自分で選んだものを少し進められると、「今日も未来へ何かを積み上げた」と感じられる。

逆に、一日が労働と家事だけで終わると、生活は守れても、未来は昨日のまま残っているように感じる。

その差が、満足感に大きく影響する。

自分の時間がなくなると心まで削られる

体力的に大変な仕事では、勤務時間だけが消耗ではない。

朝早く起きるための準備があり、通勤があり、仕事が終わった後には疲労が残る。翌日まで体の痛みや眠気が続くこともある。

仮に勤務が8時間でも、実際にはその前後を含めて一日全体が仕事に占領される。

すると、「自分の時間」がほとんど残らない。

ここでいう自分の時間とは、単なる自由時間ではない。誰かに指示されたことではなく、自分の意思で何をするか決められる時間のことだ。

ゲームをする。文章を書く。勉強する。新しい仕組みを作る。何もせずにゆっくり過ごす。

内容は何でもよい。

自分で選んだ時間が少しでもあると、その日は自分の人生だったと感じやすい。

反対に、起きてから眠るまで、すべてが義務だけで埋まっていると、自分が一日を生きたというより、一日を労働へ差し出したような感覚になる。

未来を一ミリだけ進める

だから最近は、仕事がある日でも、自分の活動をほんの少し進めたいと思うようになった。

記事を一本完成させられれば理想だが、毎回そこまでできるとは限らない。

見出しを整理する。

冒頭文だけ直す。

画像を一枚用意する。

次に書く内容をメモする。

それだけでもよい。

大切なのは作業量より、「自分で選んだ未来側の行動が、今日の中に存在した」という事実なのだと思う。

たとえばアルバイトの前に少しでも制作できると、勤務中の気持ちが違う。

今日は労働だけの日ではない。自分の活動も少し進めた。その感覚が、仕事へ向かう時の重さをわずかに軽くしてくれる。

一日の主役をアルバイトにすべて渡さず、自分のための小さな部分を残せるからだ。

毎日大きな成果を出す必要はない

ただし、この考え方にも注意が必要だ。

未来を進めたいからといって、疲れ切っている自分へ毎日大きな成果を要求すると、それも新しい義務になってしまう。

記事を一本書けなかった。

思ったほど作業できなかった。

疲れて寝てしまった。

そのたびに自分を責めていたら、生活を変えるための活動まで苦しい仕事になる。

未来を進める時間は、自分を追い込むためのものではない。

今日の自分にも、まだ選べるものがあると確認するための時間だ。

そのため、作業の単位は小さくてよい。

30分集中する日があってもよいし、ファイルを開いて次の作業を確認するだけの日があってもよい。

何もできなかった日は、「何もしなかった」と責めるのではなく、それだけ疲労が大きかったという記録にすればよい。

長い目で見れば、未来を作るのは一度の大きな頑張りではなく、完全に途切れない程度の小さな継続なのだと思う。

労働だけで終わらない一日を作る

生活のために働くことと、自分の人生を作ることは、必ずしも対立するものではない。

今の生活を支える仕事があるから、将来の活動を続けられる。

一方で、仕事だけになってしまうと、「何のために働いているのか」が分からなくなることもある。

だから、ほんの少しでも自分の時間を残したい。

文章を数行書く。

好きなゲームを少し進める。

カフェでゆっくりする。

将来作りたいもののメモを一つ残す。

その小さな時間が、一日を労働だけのものから、自分の人生の一部へ戻してくれる。

たくさん進めなくてもよい。

今日も未来を一ミリだけ動かせた。

そう思える日を少しずつ増やすことが、今の生活を乗り切るための支えになるのだと思う。

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