最近、「自分の価値観って何なんだろう」と考えていた。
好きなことや、得意なことより難しかった。
なぜなら価値観って、
「何をしたいか」
だけではなく、
「どうありたいか」
に近いからだ。
しかも、自分の場合、その答えがかなり歪だった。
なぜなら、自分は昔から、
「人類が嫌い」
という感覚をかなり強く持っているからだ。
もちろん、現実には普通に社会で働いている。
接客もする。
人とも関わる。
でも、根っこの部分では、人間社会そのものに対して強い違和感がある。
醜さ。
不誠実さ。
人を騙して得をしようとする動き。
そういうものを見るたびに、かなり消耗する。
だから最初、自分は、
「他人に興味がない人間」
なのだと思っていた。
でも今回、自分の価値観を掘り下げていく中で、少し違うものが見えてきた。
「あなたは大丈夫」という言葉に救われた
今回、一番答えやすかった質問がある。
それは、
「人生で救われた言葉は何ですか?」
という問いだった。
自分の中ですぐ出てきたのは、
「あなたは大丈夫」
という言葉だった。
でも、ここが少し重要だった。
この言葉って、無条件の肯定ではなかった。
誰にでも向けられる言葉ではない。
自分の中では、
「苦しくても、自分に負けず、誠実であろうとしている人」
に対して向けられる言葉だった。
つまり、
「頑張っているから大丈夫」
でもない。
「優しいから大丈夫」
でもない。
もっと感覚的なものだ。
醜さに染まりそうになりながらも、
それでも、自分を見失わずに踏ん張っている人。
そういう人に対してだけ、
「あなたは大丈夫」
と言いたくなる。
「誠実さ」が、自分の中心にあった
今回の対話の中で、何度も出てきた言葉がある。
それが、
「誠実さ」
だった。
自分にとっての誠実さって、
「優しい人」
という意味ではない。
むしろ、
「自分に負けないこと」
に近い。
苦しい時。
逃げたくなる時。
ズルしたほうが楽な時。
そういう場面でも、
人を騙さない。
利用しない。
自分を誤魔化さない。
そこを踏み越えないこと。
それが、自分にとっての誠実さだった。
だから逆に、
人を騙して利益を得ようとする人を見ると、かなり強い嫌悪感が出る。
最初は、
「人類が嫌いなら、別に他人を騙しても気にならないのでは?」
とも思っていた。
でも、実際は違った。
他人のためではなく、「自分のため」だった
今回、一番大きかった気づきがここだった。
自分は、
「他人のために誠実でいたい」
わけではなかった。
むしろ、
「自分自身が醜さに染まりたくない」
感覚のほうが圧倒的に強かった。
つまり、
「人類が嫌いだからこそ、自分だけはそちら側へ行きたくない」
という感覚だった。
これ、かなり腑に落ちた。
世の中には、
- 騙したほうが得
- 強引なほうが勝つ
- 誠実だと損をする
みたいな場面がたくさんある。
実際、自分もそういうものを沢山見てきた。
でも、それをやってしまった瞬間、
「自分が一番嫌っていた側」
に近づいてしまう気がする。
だから、自分は誠実でいたい。
誰かのためというより、
“自分自身を嫌いにならないために”
誠実でいたいのだと思う。
「力」が欲しい理由も、少し見えた
今回、もう一つ面白かったことがある。
それは、自分がずっと、
「力が欲しい」
と思っていた理由だった。
昔は、
成功したいから。
自由になりたいから。
お金が欲しいから。
そう思っていた。
もちろん、それもある。
でも掘り下げていくと、本質は少し違った。
自分にとっての「力」って、
誠実な自分を守るためのもの
だった。
つまり、
「盾」であり「剣」。
醜さに飲み込まれないための防具。
必要な時に、自分を支えられる強さ。
だから、自分の中では、
力そのものが目的ではない。
むしろ、
「誠実であり続けるための支え」
として、力を求めていた。
ここが、自分でもかなり意外だった。
サーフィンをしている時だけ、防具を脱げる
今回、自分の中でかなりしっくり来た感覚がある。
それは、
「サーフィンをしている時は、人間社会を生き抜くために着込んだ武器や防具を脱いでいる」
という感覚だった。
これ、かなり本質に近い気がしている。
社会の中にいると、人は色々なものを着込む。
立場。
プライド。
警戒心。
処世術。
防御。
でも海へ入ると、それがかなり薄くなる。
自然って、良い意味でも悪い意味でも“平等”だからだ。
波は、肩書きを見ない。
年収も見ない。
立場も見ない。
ただ、そのままの人間として海へ入る。
しかも、海って少し怖い。
でも、その恐怖の中にいると、
「人間社会のノイズ」
がかなり消える。
だから、自分はサーフィンが好きなんだと思う。
楽しいだけじゃない。
むしろ、
「そのままの自分へ戻れる時間」
に近い。
自分の価値観は、「誠実を貫くこと」だった
今回、自分の価値観をかなり長く掘り下げて、最後に残った言葉がある。
それは、
「人類が嫌いだからこそ、自分だけは醜さに染まらず、誠実であり続けたい」
という感覚だった。
少し極端な言葉に見えるかもしれない。
でも今の自分には、かなりしっくり来ている。
そして、その誠実さを守るために、
力を磨く。
お金を稼ぐ。
技術を身につける。
自由を確保する。
そう考えると、
「力を求めること」
と、
「誠実でいたいこと」
が、初めて矛盾しなくなった。
多分、自分はこれからも揺れると思う。
迷うし、疲れるし、人間社会に嫌気が差す日もある。
でも少なくとも今は、
「誠実な自分を支える盾と剣。力は誠実を守り、貫くためにある。」
という言葉を、自分の旗印として持っていたいと思っている。