アクセスがないブログのリライトが楽しい理由|ハブ記事の自動化で見えた「記事を資産にする」感覚

AIとWeb制作

いま読んでもらっている、このブログ。

実際のところ、ほとんどアクセスがない。

AdSenseで収益化することを目的の一つとして続けているものの、現状では「たくさんの人に読まれているサイト」とは、とても言えない状態だ。

そんなこのブログの過去記事を、いまかなりの時間を使ってリライトしている。

数字だけを見れば、少し不思議なことをしているようにも見える。

ほとんど読まれていない記事を何本も直すより、新しい記事を書いた方がいいのではないか。アクセスのあるサイトに時間を使った方が、収益には近いのではないか。

自分でも、そう思わなくはない。

ところが、これがなかなかどうして面白い。

むしろ最近は、記事を書いているとき以上に、このブログそのものを作り直していく時間が楽しくなっている。

NIGHTREIGNの記事を「シリーズ」として読めるようにしたかった

きっかけは、『ELDEN RING NIGHTREIGN』の記事が増えてきたことだった。

プレイするたびに、その日に気づいたことや失敗したことを書いてきた。

最初はそれでよかった。

ところが記事が増えてくると、自分で見てもバラバラになってきた。

ある記事を読んだ人が、

「この続きはどれなんだろう」

「同じ条件で試した別の記事はないのかな」

と思ったとしても、自分で探さなければならない。

書いた本人ですら分かりにくいのだから、初めて来た読者ならなおさらだと思った。

そこでNIGHTREIGNの記事群を一つのシリーズのように読めるハブ記事を作り始めた。

現在のハブはこれだ。

さらに、新しい記事が公開されるたびに人力で更新するのは大変なので、Cursorと一緒に自動更新のプログラムも作っている。

新しい記事が増えたら、ハブにも反映される。

個別の記事を増やすだけではなく、記事群そのものを育てていく仕組みにしたかった。

過去記事を直すと「読者の動き」が見えてくる

ハブ記事を作り始めると、今度は過去記事の状態が気になってきた。

昔の記事を読み返すと、タイトルが弱かったり、冒頭で何の記事なのか分かりにくかったり、関連記事への道がなかったりする。

そこで一つずつリライトを始めた。

ただし、昔の記事を「いま分かっている正解」に全部書き換えることはしないようにしている。

NIGHTREIGNの記事には、そのとき考えていた仮説や、失敗や、勘違いも残っている。

そこを消してしまうと、攻略記録ではなく、後から作った教科書になってしまう。

だから本文の温度はできるだけ残しながら、タイトルや冒頭、見出し、内部リンクを整えている。

すると不思議なことに、まだほとんど読者がいないのに、

「この人は次にこの記事を読みそうだな」

という動きが少しずつ見えるようになってきた。

以前、ブログは未来の自分へ向けて書いているような感覚がある、と書いたことがある。

いまはそこに、まだこのブログへ来ていない「未来の読者」も加わった感じがしている。

「記事がたくさんある」と「読みやすい」は別だった

ここで、別に運営している旅行サイトのことを考えた。

そちらにはコラム記事をかなり多く予約投稿していて、今後も定期的に記事が追加される状態になっている。

記事数が増えていくこと自体は悪くない。

むしろ検索流入を増やすには、情報が充実していくことは大切だと思う。

ただ、NIGHTREIGNの記事を整理していて気づいた。

記事がたくさん存在することと、読者がそれを読めることは別なのではないか。

たとえば、旅行日数の記事を読んだ人が、次に移動方法を知りたいと思ったとする。

その記事もサイト内には存在している。

でも、そこへ行く道がなければ、読者にとっては存在していないのとあまり変わらない。

記事が100本あっても、その人の目の前に見えているのが1本だけなら、サイト全体の情報量は十分に活かされていない。

NIGHTREIGNでやっているハブ化は、この問題にも使えるのではないかと思った。

次は旅行サイトでもハブ記事を作ってみたい

旅行サイトなら、

旅行日数
モデルコース
移動方法
ホテル
専用車
現地での注意点

といった記事群を、読者が考える順番に近い形でまとめられるかもしれない。

さらに、そのハブを自動更新できれば、新しいコラムが公開されるたびに人力で整理し直す必要も減る。

これはまだ実装していない。

実際にやってみたら、思ったほどきれいに分類できないかもしれないし、ハブ記事を作ったからといって、すぐ問い合わせが増える保証もない。

ただ、NIGHTREIGNの記事を整理しているうちに、

「これ、別のサイトでも使えるのでは?」

と思った瞬間があった。

そこで急に、いまやっている作業の意味が少し変わった。

「アクセスがない記事を直しているだけ」ではなくなった

このブログには、まだほとんどアクセスがない。

だから、今日リライトした記事が明日たくさん読まれるわけではない。

それでも、昨日まで孤立していた記事が別の記事につながる。

検索から一つの記事へ入ってきた人が、その先へ進む道ができる。

さらに、その構造そのものをプログラムで更新できるようになる。

以前、すぐ数字にならないサイト整理や内部リンクのような作業について、「見えない前進」ということを考えた。

いまやっていることも、まさにそれなのだと思う。

ただ今回は、その「見えないもの」が以前よりずっと見える。

記事が点ではなく線になっていく。

線が増えると、少しずつサイトの形が見えてくる。

記事を書くことと、知識を整理することと、プログラミングがつながった

考えてみると、自分は昔から「情報そのもの」だけでなく、それを整理して、あとで使える状態にしていくことが好きだったのかもしれない。

以前、その感覚について書いた記事がある。

いまこのブログでやっていることも、それにかなり近い。

過去に書いた記事を見つける。

関連する記事同士をつなぐ。

一つのテーマとしてまとめる。

そして、新しい記事が増えても仕組みの方で追従できるようにする。

記事を書くことと、Web制作と、プログラミングと、情報整理が、きれいに一つの作業につながってきた。

たぶん、それが面白いのだと思う。

まだ読者は少ない。でも、読まれる準備は進んでいる

いま、このブログを訪れる人は多くない。

そこは変わっていない。

だから、この作業が収益につながるかどうかは、まだ分からない。

ただ以前よりも、

「もしこのページに誰かが来てくれたら、その人は次にどこへ行くのか」

を具体的に考えられるようになった。

それだけでも、このブログの見え方がずいぶん変わった。

そしてNIGHTREIGNで作っている仕組みがうまく機能すれば、次は問い合わせや申し込みにつながる旅行サイトでも試してみたい。

そう考えると、いまやっていることは、アクセスのないブログをただ磨いているだけではない。

ここで作っているのは記事だけではなく、記事同士がつながり、少しずつ働き始める仕組みなのかもしれない。

まだ成果は出ていない。

けれど、誰かがこのブログへ来てくれたときに、

「あ、次はこれを読んでみよう」

と思える道が、昨日より少し増えている。

その変化が見えるから、いま、この作業が面白くて仕方がない。

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