Cursor Ultraとオンデマンド課金で迷った夜|Other Models 97%で見直したモデルの使い分け

AIとWeb制作

CursorのSpending画面を開くと、Other Modelsの使用量が97%になっていた。リセットされる10月10日までは、まだ26日ある。

前日の午後には76%だった。半日も経たないうちに21ポイント増えたことになる。

驚いたというより、少し焦った。記事を書こうとするたびに、「このモデルを使って大丈夫か」「もう少し軽い設定にできないか」と考えるようになっていたからだ。

AIは考える負担を減らすために使っているはずなのに、使う前の判断で手が止まり始めていた。

「あと17〜18日」という見積もりは外れた

夜の机で利用量メーターを見て見積もりが外れたことに気づく人

前日の15時35分に確認した時点では、Cursor Modelsが22%、Other Modelsが76%だった。約50分の執筆テストだけでも、Other Modelsは7ポイント増えていた。

このペースなら17〜18日ほどで上限に届く。そう見積もっていた。

ところが翌日の2時29分には、Cursor Modelsが25%、Other Modelsは97%。予想よりもずっと早かった。

少し前にも、Other Modelsを一日で37%使い、Ultraへ上げるか迷ったことがある。そのときは執筆量が毎日同じとは限らないと考え、いったん変更を見送った。

今回は、その判断の続きを、さらに増えた実測値から考えることになった。

Effortを下げれば済むと思った

品質と速度のあいだでパソコンの設定に手を伸ばす人

最初に考えたのは、モデルのEffortを下げることだった。

ただ、確認してみるとEffortはスレッド単位で扱える。別のスレッドで設定を変えても、開発スレッドはHighのまま使えると分かった。

そこで、開発はHighを維持した。Default ModelもGrok 4.6 Highにして、「last used」で別スレッドのMedium設定を開発へ持ち込まないようにした。

執筆ではGPT-5.6 Highも試した。しかし、少なくとも今回の原稿では品質がはっきり落ちた。結局、Maxで書き直すことになった。

Fastモードや、コンテキストが272kを超える使い方も避けることにした。枠を守るために品質を落とし、書き直しが増えたら、何を節約できたのか分からない。

以前、GPTとClaudeへ同じ記事を書かせたときも、性能表ではなく、実際に自分の文章を読んだ感触から用途を決めた。

今回も、「Highで十分なはず」という一般論より、自分が感じた品質差を優先した。

デイリーはGrok、執筆はGPT-5.6 Max

ノートと長文の原稿を左右に分けて置く夜の作業机

ひとまず、日常の記録や相談はGrok、記事執筆はGPT-5.6 Maxという分担を崩さないことにした。

デイリーまでOther Modelsで回せば、文章を書く前に枠がなくなってしまう。

Grokの返答が少しそっけなく感じる問題は、上位モデルへ替えるのではなく、口調ルールを調整している。モデルの違いだけでなく、役割の伝え方で変えられる部分もあった。

その違和感と、相談と記録を一つのスレッドへ残すことにした経緯は、以前の記事に書いている。

Grokで我慢するという話ではない。会話はGrokの枠内で育て、文章の品質が必要な場所へGPTの枠を残すための分担である。

Composerへ切り替える手間もコストだった

パソコンの画面を切り替えながら小さな作業の手間に疲れる人

完了印を付ける、タスクリストを整える、誤字を直す、検索する、dry-runを確認する。こうした機械的な作業はComposerに向いている。

では、日々の短い報告もすべてComposerへ移せばよいのか。

差額を考えると、節約できる金額は小さかった。それより、報告するたびにスレッドやモデルを切り替える手間の方が大きい。

短い報告から、そのまま相談へ変わることもある。そのたびに「これはどちらで話すか」と判断していたら、また考える仕事が増えてしまう。

最安の使い方を目指して会話を細切れにするのはやめた。短い報告は、これまでどおりデイリースレッドへ書くことにした。

オンデマンド140ドルか、Ultraの差額140ドルか

机の上で二つの支払いの道を見比べて考える人

次に料金を比べた。

私が確認した条件では、オンデマンドは1ドル払えば1ドル分のAPI利用になる。140ドルを追加しても、使えるのは140ドル分だ。

一方、Ultraへ上げる差額も約140ドルだった。その時点の表示では、Other Modelsの追加枠は約330ドル相当。Other Modelsだけで比べても約2.4倍になり、Cursor Modelsの枠も3倍から20倍へ増える。

表示された増分は残り日数の日割りではなく、未使用のIncluded枠を基準にしたものだった。

数字だけなら、同じ140ドルをオンデマンドへ使うより、Ultraへ上げる方が合っている。ただし、これは当時の私の契約条件と画面表示での比較であり、誰にでも同じとは限らない。

この時点では、まだ契約変更のボタンを押していなかった。次の周期に使用量が減れば、Ultraは重いかもしれない。

それでも上げるなら、Other Modelsをほぼ使い切り、まだ26日残っている今の周期だとは感じていた。

節約しようとするほど、仕事の前で止まっていた

残量を気にしてパソコンの前で作業を始められずにいる人

モデルを細かく使い分ければ、料金は抑えられるかもしれない。

しかし、Effort、モデル、スレッド、Composerを毎回選んでいると、作業を始める前に疲れてしまう。

Grokで十分な会話はGrokへ任せる。機械的な作業はComposerへ任せる。執筆で品質差が出たところにはMaxを使う。それでも枠が足りないなら、上位プランは単なる贅沢ではなく、迷いを減らすための費用になるのかもしれない。

まだ答えは出していない。

Ultraへ上げるかどうかより先に、自分は料金を節約したいのか。それとも、残量を気にせず考え続けられる時間を買いたいのか。

Other Modelsの97%という数字を見て、ようやく迷っていたものの正体が少し見えた。

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