生きている意味がわからない日に残った、「面白いものが作りたいだけ」

2026.10.29
人生と仕事

最近、どうも気力が湧かない。

バイト、休息。バイト、休息。その繰り返しで、日が過ぎていく。働いてもいる。休んでもいる。それなのに、生きている意味を感じない。

若い頃は、それでもよかった。働くことそのものが新鮮だった。なんとなく、社会の役に立っている感覚もあった。お金もそれなりに入って、貯金も増えていた。「ちゃんと社会人をやっている」という喜びまで、ついてきていた。仕事のあとにはゲームをして、趣味をやって、それだけで生きている感じがしていた。

いまは、ただのアルバイトではそうならない。稼ぎは少ない。貯金は増えない。なんなら、マイナスの月もある。働くことに新鮮味も感じにくい。

社会人であることが、当然になってしまった

仕事へ出かける準備をする男性の後ろ姿

若い頃は、「ちゃんと社会人をやっている」という喜びがあった。いまは、社会人そのものになってしまっている。当然のこと過ぎて、あの喜びは感じない。

刺激がなくなった、といえばいいのだろうか。ただ歳を取った、ということなのだろうか。どちらも、そのとき自分に向けた問いのままで、答えにはなっていない。

ただ歳を取った、で片付けるには、少し前の自分が引っかかる。開発をガリガリやっていたときには、生きている意味を実感していた。あのときの自分は、もう若い頃ではない。それでも、作っているあいだは意味があった。

歳を取ったから気力が消えた、とだけは言い切れない。それ以外の原因が分かったわけでもない。気力が落ちていることと、毎日が空虚であることは、まだ一つの理由にまとまっていない。

時間に余裕があって、開発が自然に進んだ日のことは、以前の記事に残している。

いまの繰り返しの中には、あのガリガリがない。若い頃のように、ゲームや趣味だけで生きている感じがする日にもなっていない。それを戻せば空虚さが消えるのかは、まだ試していない。

一日が労働で終わる話とは、少しずれている

仕事着と手袋のそばに置かれた夕食

アルバイトだけで一日が終わると、生活は守れても未来が進んでいないように感じる、と以前書いた。その感覚は、今も残っている。

ただ、今回はそこに着地できない。未来を少し進める、と言うには、進めたいものの中身が要る。今日の自分には、それが出てこなかった。小さな作業を一つ足せばこの空虚さが消えるのかも、まだ分からない。やっていない。

お金を稼ぎたいんじゃなかった

財布よりも制作中のノートパソコンへ手を伸ばす男性

ここまで、貯金やマイナスの月の話をしていた。欲しいものが、収入のほうに見えていた。

そのあとで、別の一文が出た。

お金を稼ぎたいんじゃない。面白いものが作りたいだけなんだ。

このときは、まだそこまで整理していなかった。欲しかったのは、面白いものを作ることだった、と今は読んでいる。少し前の開発で意味を感じていたのも、同じ向きだったのかもしれない。稼げる見込みがあったから意味があったのか、作っている手応えがあったからなのかは、まだ切り分けていない。

何を作りたいかと聞くと、何も出てこなかった

白紙のノートを前に手を止める男性

生活費の心配がなくて、誰にも成果を求められなくて、売る必要もないとしたら、何を作りたいか。

自分に、もう一度そう聞いてみた。

何も思いつかなかった。

作りたい、という気持ちは残っている。何を、は出てこない。気持ちがあれば対象も出てくると思っていた。出てこなかった。

以前、楽しいことは何かを掘ったことがある。そのときは、波を見たり条件を調べたり、一人で法則を探すような遊び方に行き着いた。

今回の問いには、その答えが出てこなかった。サーフィンの話にも、観察の話にも、ならなかった。あのとき見えた輪郭が消えたのか、今日はそこまで気力が届いていないだけなのか。両方とも、まだ仮説だ。

つらいのは、毎日そのものが空虚なこと

薄暗い部屋で閉じたノートパソコンを前に座る男性

作りたいものが思いつかないことより、毎日そのものが空虚であることのほうがつらかった。何のために生きているのかが、分からない。

思いつかないものを、その場でひねり出す気にはなれなかった。

一方で、何かをしているあいだは、この空虚さを忘れられる。何をしても楽しめない状態とは、少し違っていた。手や頭が何かに向いているあいだは、あの感覚から離れていられる。

それが楽しいから離れられるのか。集中しているあいだ、空虚さを見ていないだけなのか。ここは、自分でもまだ分からない。楽しかったことにして、あとから書き換えたくない。未確認のまま残す。

分かったことのほうが、少ない

未完成のノートと電子工作が残る朝の机

言えたことは、一つだけだった。面白いものを作りたい。

何を作るかは、出てこなかった。歳のせいとも、刺激がなくなったせいとも、言い切れない。何かをしているあいだは忘れられる。そのあいだが楽しいのかは、分からない。バイトと休息の繰り返しは、まだ続いている。

少し前の開発のときは、もう若くないのに意味があった。それ以上の説明は、今日はできていない。

面白いものが作りたいだけなんだ。

何も思いつかなかった日の言葉として、とりあえず残しておく。

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「しゃとん’s EYE」を書いています。Web制作の仕事をしながら、生活の途中で感じたことと、ELDEN RING NIGHTREIGNのソロ攻略を記録しています。海と、深夜に考えごとをする時間が好きです。

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