TCD PANDORAで100円の有料記事を作ったところから、話が思ったより広がっている。
最初はPaywallがちゃんと表示されるのか試したかっただけだった。
ところが単品購入を自分で本番決済してみたら、Stripeで100円が決済され、マイページにも購入記事が表示された。
そうなると、次に気になる。
「定期購読も、本当にちゃんと動くのだろうか?」
そこで今度は、月額100円の定期購読を実際に契約し、記事の閲覧から解約まで全部試してみた。
結論から書くと、
PANDORAの定期購読は、加入から解約までかなりきれいに動いた。
一方で、本番環境で会員登録まで使ってみたからこそ見えた課題もあった。
今回はその一連の記録を残しておく。
- 始まりは、100円の有料記事を1本作ったことだった
- 月額100円の定期購読プランを作った
- 最初は定期購読の決済画面まで進まなかった
- テストのためだけに2本目の記事を有料化した
- 今度はStripeで月額100円を本当に支払った
- マイページに2本の記事が表示された
- 単品購入と定期購読がきれいに分かれている
- そのまま解約まで試してみた
- 38,500円という価格の見え方がさらに変わった
- ただし、会員登録まわりにはかなり気になる点もあった
- SiteGuardの画像認証とも相性が悪かった
- TCDへ改善要望を送ったら、その日のうちに返信が来た
- 購入後メールも、自分で一度受け取った方がいい
- それでも、自分のブログでサブスクが動くのは面白い
始まりは、100円の有料記事を1本作ったことだった
最初に有料化したのは、ChatGPTを複数タブで使いやすくするために作ったTampermonkeyスクリプトの記事だ。
記事の大部分は無料で読める。
最後の完成版スクリプトだけを100円にした。
そもそも本気でこのコードを100円で売りたかったわけではない。
PANDORAを買った大きな理由の一つだった「有料記事機能」を、実際に使ってみたかっただけだ。
そこで自分のカードを使って本当に100円を払ってみた。
会員登録。
Stripeで決済。
購入完了。
マイページへの購入記事追加。
ログアウトしたあと、再びログインして購入済み記事を読むところまで確認した。
全部正常に動いた。
ここまで来たら、次はサブスクも試してみたくなる。
月額100円の定期購読プランを作った
定期購読も100円にした。
深い価格戦略があるわけではない。
この時点で有料記事は1本しかない。
むしろ月額100円でも割高だ(笑)
将来、本当に定期購読を始めるなら月額500円くらいは候補になると思っている。
でも今は値段を考える段階ではない。
確認したかったのは、
定期購読を申し込む
→ Stripeで継続課金が作られる
→ PANDORAへ契約状態が反映される
→ 対象記事が読める
という一連の流れが本当に動くかどうかだった。
だからテスト用に月額100円のプランを作った。
最初は定期購読の決済画面まで進まなかった
最初のテストでは少し戸惑った。
一度ログアウトし、すでに100円で購入したTampermonkeyの記事から定期購読へ進もうとした。
ログインを求められたので、単品購入に使ったテストユーザーでログインする。
すると記事全文が読めるようになった。
……それだけだった。
Stripeの定期購読画面へ進まない。
一瞬、
「また何か壊れてる?」
と思った(笑)
でもマイページを確認すると理由が分かった。
「購入した記事」にはTampermonkeyの記事が表示されている。
一方、「定期購読中の記事」は空だった。
このユーザーはすでにTampermonkeyの記事を単品購入している。
だからログインした時点で、この記事を読むための権限は持っている。
単品購入の閲覧権限と、定期購読の契約は別物だった。
それなら、単品購入していない2本目の記事があった方がテストしやすい。
テストのためだけに2本目の記事を有料化した
そこで既存記事の中から、
を2本目の有料記事にした。
ただし、この記事はもともと無料で公開していたものだ。
しかも有料部分にした設定方法も、
「これはぜひ100円払って買ってください」
と言うほどの独自ノウハウではない。
だからPaywallの直前には、はっきり書いた。
この記事を読むためだけに、お金を払う必要はありません。買わなくて大丈夫です(笑)
今回の有料化は完全に実験用だ。
これで、
- Tampermonkey記事:すでに単品購入済み
- WSLg記事:単品では未購入
- 2記事とも定期購読対象
というテスト環境ができた。
今度はStripeで月額100円を本当に支払った
改めて定期購読へ進むと、今度はStripeの決済画面が表示された。
そこには、
しゃとん’s EYE 定期購読プラン
そして、
100円/月
と表示されている。
販売者はWisdomDesign Co., Ltd.
カード情報を入力し、そのまま申し込んだ。
今回もテスト環境ではない。
本当に自分のカードから100円を決済した。
申し込みが完了するとChatons.jpへ戻り、
「定期購読を開始しました。」
というポップアップが表示された。
さらに、
「定期購読限定の記事を閲覧できるようになりました。」
と案内された。
かなり分かりやすい。
Stripeからも100円の領収書が届いた。
請求期間も、
2026年8月18日〜2026年9月18日
と明確に記載されている。
ここまで特に問題はなかった。
マイページに2本の記事が表示された
定期購読開始後、マイページを確認してみた。
それまで「定期購読中の記事」は空だった。
ところが契約後は、
- Tampermonkeyの記事
- WSLgの記事
の2本が表示された。
単品では購入していないWSLgの記事を開くと、有料部分まで問題なく読める。
これで、
定期購読契約
→ Stripe決済
→ PANDORAへ契約反映
→ 対象記事への閲覧権限付与
まで、本番環境で正常に動くことを確認できた。
単品購入と定期購読がきれいに分かれている
実際に使ってみると、PANDORAのマイページはかなり分かりやすい。
大きく、
- 購入した記事
- 定期購読中の記事
- アカウント
に分かれている。
単品で買ったものは「購入した記事」。
サブスクによって読めるものは「定期購読中の記事」。
この構造は、僕が考えていた有料記事の運用とかなり相性がいい。
たとえば有料記事が20本まで増えたとして、
「このスクリプトだけ欲しい」
という人は単品購入。
「いろいろまとめて読みたい」
という人は定期購読。
そんな売り方ができる。
僕は毎月、
「有料記事を必ず○本更新します」
という約束はしたくない。
それを始めたら、このブログを書くこと自体が苦しくなると思う。
でも、日々の開発や仕事の中から有料にできる情報を少しずつストックしていく。
ある程度溜まったら、
単品購入するより月額で入った方が安い。
そんな状態にはできるかもしれない。
そのまま解約まで試してみた
定期購読が正常に動いたので、そのまま解約も試した。
マイページの「アカウント」から「定期購読中のプラン」を開くと、
- プラン名
- 対象記事数
- ステータス
- 月額料金
- 次回更新日
が表示されている。
その横には「解約する」ボタンがあった。
押すと、
「定期購読を解約してもいいですか?」
という確認画面が表示される。
そこには、
「解約すると定期購読限定記事が読めなくなる。単品購入した記事は引き続き閲覧可能」
という説明もあった。
そのまま本当に解約してみた。
すると、
「解約の手続きが完了しました。」
さらに、
「現在の請求期間が終了するまで、引き続き利用可能です。」
と表示された。
今回の次回更新日は2026年9月18日。
つまり解約した瞬間に記事が読めなくなるわけではない。
すでに支払った1か月分については最後まで利用でき、その後の自動更新だけが止まる。
これはサブスクとして自然な挙動だと思う。
これで、
加入
→ 決済
→ 閲覧権限付与
→ 契約内容確認
→ 解約
→ 契約期間終了までは引き続き閲覧可能
という一連の流れを全部本番環境で確認できた。
少なくとも今回試した範囲では、PANDORAの定期購読機能そのものはかなりしっかり動いている。
38,500円という価格の見え方がさらに変わった
最初にPANDORAを買ったとき、38,500円はかなり高いと思った。
今でも、普通のブログを作るだけなら高いと思う。
ブログを書くだけなら、僕ならSWELLを使う。
でも、
WordPress上で有料記事を売る。
さらに、
複数の記事を月額課金で読めるようにする。
となると話はかなり変わる。
Stripe連携。
決済。
継続課金。
会員管理。
記事ごとの権限管理。
購入履歴。
定期購読中の記事一覧。
マイページ。
解約。
契約期間終了までの権限管理。
これを自分で開発したくはない(笑)
Web制作の仕事として同じものを依頼されたとしても、38,500円では到底作れない。
そう考えると、TCD PANDORAは、有料記事やサブスクまで本当に使う人にとってはかなり違って見える。
普通のブログとして使うならSWELL。
有料記事や定期購読までWordPressの中で完結させたいならPANDORA。
実際に両方を使っている今の僕なら、そんなふうに使い分けると思う。
※上記のPANDORA・SWELLへのリンクはアフィリエイトリンクです。
ただし、会員登録まわりにはかなり気になる点もあった
決済と定期購読そのものは順調だった。
問題が出たのは、その周辺だった。
まずメールアドレス。
単品購入のテストをしたとき、自分のメールアドレスを間違えて入力した。
しかも、そのメールアドレスは実際には存在していなかった。
それでも会員登録でき、そのままStripeで100円の決済まで完了した。
当然、あとからパスワード再設定メールを受け取ることができない。
今回は自分自身のテストだったので、WordPress管理画面から対象ユーザーのメールアドレスを正しいものへ変更し、パスワードリセットメールを送って復旧できた。
でも実際のお客さんが同じ間違いをするたびに、これをやるのはかなり面倒だ。
さらに会員登録を公開すると、短期間で身に覚えのない購読者ユーザーが複数作成された。
ログイン履歴やStripeの決済を確認したところ、不正侵入ではなかった。
おそらくbotによるスパム登録だった。
有料コンテンツを本格的に売るなら、
決済前にメールアドレスの存在確認をする仕組み
は欲しい。
SiteGuardの画像認証とも相性が悪かった
bot対策としてSiteGuardの画像認証を使えないか試してみた。
ところが、これも少し問題があった。
ログインページにSiteGuardの画像認証を有効にすると、PANDORAの独自ログインフォームではCAPTCHA自体が表示されない。
その状態でログインすると、正しいパスワードを入力しても認証に失敗する。
画像認証を無効にすると正常にログインできた。
会員登録画面についても、SiteGuard側で画像認証を有効にしてもPANDORAの登録モーダルにはCAPTCHAが表示されなかった。
結局、現在はSiteGuardの画像認証を無効にして運用している。
ここはPANDORA側でbot対策が用意される方が安心だと思う。
TCDへ改善要望を送ったら、その日のうちに返信が来た
そこで、
- メールアドレスの誤入力対策
- ダブルオプトインなどのメール確認
- botによるスパム登録対策
- CAPTCHAやレート制限などの仕組み
について、実際に起きた内容を整理してTCDへ改善要望を送った。
すると、その日のうちにサポートから返信が来た。
内容としては、
「ユーザー側の負担や機能の重要度からして、対策の必要性は高い」
と判断しており、社内で共有したうえで、
- メールアドレスの誤入力を防ぐ対策
- スパムやbotからのフォーム送信を防ぐ対策
について、テーマ側で対応できるか前向きに検討するというものだった。
セキュリティ処理を伴うため、仮に実装が決まったとしても時間はかかるとのこと。
もちろん、
「実装します」
と決まったわけではない。
それでも、実際に使って見つけた問題を送ったその日に、ここまで具体的に返答が来たことにはかなり好感を持った。
今後PANDORAで有料記事を本当に増やすなら、このあたりが改善されるとかなり安心できる。
購入後メールも、自分で一度受け取った方がいい
もう一つ、実際に購入しないと気づかなかったことがあった。
定期購読を始めると、購入者へサンクスメールが届く。
届いたメールを見てみたら、
「オフ会に参加したい方はLINE登録してください」
というTCDのサンプルメッセージがそのまま残っていた(笑)
さらにメール下部の署名にも、初期サンプルの会社名やメールアドレスが残っていた。
これはPANDORAの不具合ではない。
完全に僕の設定漏れだ。
管理画面を見ただけでは気づかなかった。
そこで、
- 単品購入時のメール
- 定期購読時のメール
- パスワード再設定メール
の署名をすべて実際の運営情報へ修正した。
定期購読プラン側に残っていたサンプルメッセージも削除した。
これも実際に100円払ってメールを受け取ったから気づいたことだ。
有料記事を公開するなら、
決済画面を見るだけでなく、購入者として自分で一度最後まで買って、届くメールまで確認した方がいい。
これはかなり大事だと思う。
それでも、自分のブログでサブスクが動くのは面白い
Chatons.jpは、今でも「稼ぐためのブログ」ではない。
そこは何も変わっていない。
自分がその日に考えたことを書く。
仕事で困ったら、そのことを書く。
AIとのやり取りから何か気づいたら書く。
ゲームをしていて考えたことも書く。
これを、
「今月の有料記事ノルマ」
みたいなものに変えたくはない。
ただ、その中から、
「このスクリプトはそのまま使える」
「この設定は誰かが困ったときに役立つ」
「この開発経験は再利用できる」
というものが出てきたら、そこを有料にする。
そういう記事が少しずつ溜まっていく。
そしてある程度増えたら、
1本ずつ買うより月額500円くらいでまとめて読んだ方が安い。
そんな形にできたら面白い。
読みたい記事が溜まったら1か月だけ加入する。
全部読んだら解約する。
それでも構わない。
今回実際に解約まで試してみて、むしろそういう使われ方でもいいと思った。
100円の有料記事を試しに1本置いただけだった。
それが、
単品購入を試して、
月額プランを作って、
2本目まで有料化して、
本当に定期購読へ入り、
最後は解約までした。
数日前までは、PANDORAの有料記事機能すら使っていなかったのに(笑)
でも、実際にやってみたことで一つだけはっきりした。
Chatons.jpで有料記事や定期購読をやろうと思えば、もう技術的にはできる。
あとは、このブログを書き続ける中で、
「これは有料でも欲しい人がいるかもしれない」
と思えるものがどれだけ自然に生まれてくるか。
そこは焦らず、今まで通り観測していこうと思う。

