深夜だった。時計は、10月5日の午前2時を回っている。
『ELDEN RING NIGHTREIGN』(ナイトレイン)に、ムカついた。なので、その日は終わりにした。画面を閉じて、アーマード・コア6を起動した。
ナイトレインは、ひとりで遊んでいる。使うのは追跡者で、武器は最初から持っている大剣を続けている。1回の出撃は、ゲームの中の3日間だ。時間が経つと、安全な範囲が円になって縮む。円の外は雨で、そこに留まると体力を削られる。その中でボスを渡り、夜の王まで行く。
アーマード・コアは、1から遊んできた

アーマード・コアは、1から遊んでいる。途中、プレイしていないシリーズ番号もある。それでも、楽しかった思い出のほうが強い。
6も、少しプレイした。楽しい。
ナイトレインより、アーマード・コア6のほうがいい。ナイトレインは、しばらく封印しようかな。
「かな」は、付いたまま残っている。6を最後まで見たわけではない。少し遊んで、楽しい、が先に来た。
積み上がらない、という連鎖

上達している感覚は、無くはない。それなのに、ゲームの仕組みへイライラするものが多くて、ストレスが溜まっていた。
そのとき頭に並んだのは、こういう順番だった。
ナイトレインは、ボス戦の連戦ゲームなんだよな。でも、練習したいボスは毎回出現しない。練度が上がらない。雨の収縮で死ぬ。レベルが上がらない。ボスが倒せない。先に進めない。積み上がった感じがしない。詰まらない。
この連鎖だ、と思った。
うまく戦い始めた感覚が、次の出撃の同じ場所に置かれない。今日見たい攻撃を持った相手が、今日のマップにいるとは限らない。出会った相手が、その日の練習になる。それは前からそうだった。この夜は、そのことが、練度が上がらない理由に見えた。
雨で死ぬと、そこからレベルが上がっていかない。ボスの手前まで来て、倒せない。倒せないまま終わると、先へ進んだ感じが残らない。残らないことが続くと、積み上がった感じがしない。
詰まらない、はその連鎖の最後に置いていた。
一つクリアすると、そこは残る

アーマード・コアは、違った。
一つずつミッションをクリアしていけば、積み上がっていく。終わった任務は、次を始める場所に残る。
これが楽しいじゃないか。こうなんだよ。これがやりたかったんだよな。
進捗が見えるかどうかで、続けるゲームを選び直したことはある。あのときは、同じ相手を繰り返せる本編の練習と並べていた。前回より一つ多く避けられた、という増え方が、画面の外で確認できる、という話だった。
この夜、並べていたのはアーマード・コア6だった。ミッションが一つずつ残るほうだ。少ししかプレイしていないので、この楽しさが最後まで持つのかは、まだ分からない。分かったのは、その積み上がり方を、この夜は欲していたということだけだ。
動画で見返すのは、嫌いじゃない

少しあとで、言い直した。
ナイトレインの動画を撮って、復習して、徐々にレベルアップしていく感じは、嫌いじゃないんだよな。
出撃を欲張らず、終わったあとで振り返る形には、前に手応えがあった。回数を減らしたほうが、1回の中身が自分に残る、と書いた時期がある。
嫌いじゃないのは、そこだ。撮って、見て、次に直す。その作業自体は、この夜も捨てていない。
でも、ゲームシステムがイライラする。自分のスキルが無いからなのは、分かっている。そのうえで、スキルを積み上げる仕組みが無いのがイライラする。これじゃあ、いつまで経っても上手くならない。それがイライラする。
動画を見返せば、自分のミスは見つかる。見つかっても、次にそのボスが出るとは限らない。直し先が、その日の出撃にいない。いないまま雨が円を縮めて、レベルが上がらない。復習の手は残っている。積む場所が、ゲームの側に見当たらない。
封印は、まだ「かな」のまま

しばらく封印しようかな、までしか、この時刻の言葉は進んでいない。
数日前の朝にも、似た場所まで気持ちが落ちている。ゆっくり戦いたいのに、死ぬと円が縮む。あの朝は「もうやらない」まで書いていた。
それでもこの夜は、またナイトレインを起動していた。そしてムカついて、切った。封印という言葉が、また出た。あの朝の怒りは、急かされる戦い方だった。この夜の怒りは、練習したいボスが出てこないまま、積み上がらない連鎖のほうだった。
アーマード・コア6が、この先の遊びの中心になるのかは分からない。少しプレイして楽しい、というところまでしか見ていない。シリーズの楽しかった思い出は強い。今夜の楽しさが、同じように残るかは、まだ分からない。
ナイトレインを次に開くのかも、決まっていない。決まっているのは、イライラの中身だ。スキルが足りないことと、足りないスキルを置く仕組みが無いことが、両方ある。
ナイトレインのソロ攻略、追跡者・初期大剣での試行錯誤は、こちらにまとめている。



