ObsidianのデイリーノートをClaude Codeへ任せてみた|Cursorとの役割分担を変えた日

AIとWeb制作

ChatGPTが使えなくなってから、ClaudeとCursorを組み合わせた新しい運用を試している。

外出先での相談はClaude、PCでの開発やファイル操作はCursor。会話の内容はObsidianへ集め、最後に信頼する正本は一つにする。

一応の形はできていた。それでも実際に数日間使ってみると、少しずつ窮屈さが出てきた。

開発も、ブログの下書きも、デイリーノートの編集もCursorへ集まっていたからだ。

そこで、PCでのデイリー正本編集をClaude Codeへ移し、Cursorは開発を担当する形を試すことにした。

Cursorへ集めれば分かりやすいと思っていた

最初は、PC上の作業をCursorへまとめるのが自然に思えた。

Cursorなら、ObsidianのVaultにある過去の記録を読み、必要なファイルへ直接追記できる。同じ画面で開発もできるので、Claudeから引き継いだ内容をそのまま実装へつなげられる。

外出先のClaudeからPCのCursorへ引き継いだ最初の夜については、以前の記事に残している。

当時は、引き継ぎが成立したこと自体が大きかった。別々のAIを使っても、一日の記録を一つのファイルへ戻せる。それで問題の多くは解決したように感じていた。

ところが、使い続けるうちにCursorの役割が増えていった。

サイトを開発する。仕様を整理する。記事を書く。過去のノートを探す。デイリーノートへ追記する。別のAIから届いた引き継ぎを読む。

すべてできるから、すべて任せてしまった。

「正本を1つにする」だけでは足りなかった

以前、複数のAIを使うなら、最後に信頼する正本を一つにしたほうがいいと考えた。

ただ、その記事を書いた時点では、まだ一つ問題が残っていた。

正本は一つとして、誰がその正本を編集するのか。

私は「保存場所」と「編集担当」を、ほとんど同じものとして考えていた。ObsidianのファイルをCursorから開くなら、その管理もCursorが担当する。そういう感覚だった。

しかし、保存場所が一つであることと、すべての作業を一つのAIへ集めることは別だった。

正本はObsidianに置いたままでいい。そのファイルを扱う担当だけ、作業の種類に合わせて分けることもできる。

ここでようやく、その二つを切り離して考えられた。

デイリーはClaude Code、開発はCursor

今回決めた役割は単純だ。

PCでデイリーノートの正本を編集するのはClaude Code。Webサイトや自動化プログラムの開発はCursor。

Claude Code側には、デイリーノートの日付を切り替える条件や、追記するときのルールを持たせる。Cursor側には、各プロジェクトの仕様と開発上の制約を持たせる。

これなら、デイリーの話をするたびに、開発用のCursorスレッドへ生活記録の文脈を持ち込まなくて済む。

反対に、サイト開発の細かな経緯を、毎日の記録を整えるClaude Codeへすべて抱えさせる必要もない。

どちらのAIが優秀かを決めたわけではない。作業の性質に合わせて、担当を分けただけだ。

ファイルを移したわけではない

今回変えたのは、正本の場所ではない。

デイリーノートは、これまでどおりObsidianのVaultに残る。Dropboxによる同期も続ける。Claude Code専用の別ノートを作るわけでもない。

編集する道具だけを変えた。

AIとの長い会話を、そのまま全文保存するのではなく、決定事項や保留、次の行動が分かる議事録へ整える方法については、こちらの記事に書いている。

その議事録も、最終的には同じVaultへ入る。

AIごとに別の記録を育てるのではなく、一つの正本へ戻す。その原則は変えていない。

Cursorの重さは、変更のきっかけの一つだった

この時期、CursorやPCの重さも気になっていた。複数のスレッドやAgent、Dropbox同期などが重なっていたが、原因はまだ特定できていない。

メモリ増設を検討して見送った経緯については、別の記事にまとめた。

ただし、デイリーをClaude Codeへ移せば、PCが必ず軽くなるとは考えていない。CursorとClaude Codeを同時に動かせば、むしろ負荷が増える可能性もある。

今回減らしたいのは、単純なメモリ使用量だけではない。

一つの道具へ仕事を集めすぎたことで生まれる、文脈と役割の混雑だ。

まだ正式移管ではなく、テスト中

この分担は、まだ試し始めたばかりだ。

Claude Codeでデイリーノートを扱うほうが本当に続けやすいのか。ClaudeやCursorからの引き継ぎが増え、かえって面倒にならないか。開発と生活記録を分けたことで、必要な情報まで届かなくならないか。

まだ分からないことは多い。

以前の運用を説明した資料も、Cursor中心の記述が残ったままだ。テストがうまく回ると分かってから、現在の分担に合わせて更新するつもりでいる。

便利なAIが増えると、どれを使うかばかり考えてしまう。

けれど実際に困っていたのは、性能の比較より、誰に何を任せるかが曖昧なことだった。

正本は一つにする。でも、すべての仕事を一つのAIへ集めない。

今は、その分け方が自分の毎日に合うかどうかを試しているところだ。

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