『ELDEN RING NIGHTREIGN』というゲームを、ここ1か月ほど毎日1回だけ遊んでいる。1回というのは、ゲーム内の3日間を1セットとした出撃のことだ。だいたい40分から1時間で終わる。
最初は時間がないから1回で切り上げていただけだった。ところが最近、この「1日1プレイ」という形そのものが、自分にかなり効いていると感じるようになった。
プレイ回数は明らかに減っている。それなのに、上達している実感は前より強い。
少し前までは「仕方なく1回」だった
4日ほど前にも、似たテーマで書いている。
そのときは「時間が取れないから1プレイになった。やってみたら意外と悪くない」という書き方をしていた。つまり、消極的な選択として捉えていた。
今の感覚は少し違う。悪くない、ではなく、たぶんこっちのほうが速い。もし今、1日に3回遊べる時間ができたとしても、私は3回遊ばないと思う。
その変化がどこから来たのか、自分でも整理できていなかったので、いったん書いてみることにした。
いつのまにか、4つの手順ができていた
今の流れはこうなっている。
まず出撃前に、その日の目標を1つ決める。「城壁へ登るルートを探す」でもいいし、「特定のボスに苦手な形で挑む」でもいい。ただし1つだけにする。2つ以上決めると、どちらも中途半端になって、終わったあとに何も残らない。
次に実際にプレイする。ここで目標が崩れることもよくある。ゲーム側の都合で、行きたかった場所に行けなくなる回もある。
プレイが終わったら、上手い人のプレイ動画を見る。自分が詰まった場面を、その人がどう処理しているかを確認する。だいたい、こちらが「難所」だと思っていた場所を、あっさり通過していたりする。
最後に反省点をまとめて、次の出撃の目標を1つ決める。ここまでやって、その日は終わり。
書き出してみると、思っていたより手順が多い。以前は、起動してそのまま遊んで、負けたら「今日はダメだったな」で終わっていた。
準備が増えたのに、面倒にならなかった
不思議なのはここだ。
以前、練習を始めるまでの準備が重いという話を書いたことがある。
あのときは、練習したい気持ちはあるのに、そこへ辿り着くまでの手間で気力が尽きていた。目的の相手に会うまでが遠い、という話だった。
今回はその逆が起きている。目標を決める、動画を見る、反省を書く、と手順を足したのに、以前より起動しやすくなった。
たぶん理由は、やることが1つに決まっているからだと思う。「今日は何をしよう」と考えなくていい。前日の自分がもう決めてくれている。始めるときの判断が減ったぶん、腰が軽い。
これは推測なので、外れているかもしれない。ただ、少なくとも今のところ、準備が増えたことで嫌になる感じはない。
1回の中身が、自分に残るようになった
回数が減ったのに上達が速い理由も、はっきりとは分かっていない。
ただ、思い当たることはある。1回しか遊ばないと、その1回をかなり細かく覚えている。どこで判断を間違えたか。何を忘れて先に進んだか。前回と違う結果になった場面はどこか。
3回連続で遊んでいた頃は、たぶん全部が混ざっていた。1回目の失敗を2回目で取り返して、3回目には最初の失敗を忘れている。合計の時間は長いのに、手元に残るものは少なかった。
今は逆で、1回あたりの体験が濃く沈む。同じ場面に次の日また入ったとき、前回の判断をちゃんと思い出せる。
たとえば直近では、苦手だったボスに対して「今回はこの戦法を封じる」と決めて挑んだ回があった。
あれも、事前に1つだけ決めていたから成立した回だった。何となく起動していたら、たぶん苦しくなった時点でいつもの戦法に戻していたと思う。
記事にする時間は、数倍になった
いいことばかりではない。
この形にしてから、1本の記事を出すまでにかかる時間が数倍になった。プレイ時間より、振り返って書いている時間のほうが長い日もある。
正直、これが持続可能なのかは分からない。仕事が立て込んだ週に、同じ密度で回せる自信はない。
ただ、書く作業が「あとから清書する」ものではなくなったのは、悪くない感触がある。振り返りながら書いているので、書き終わる頃には次の目標まで決まっている。記録のために書いているというより、考えるために書いている。
この書き方については、以前に一度まとめている。
結論が出てから書こうとすると、いつまでも書けない。まだ分かっていない状態のまま書き残しておくと、後から読み返したときに、自分がどこで考えを変えたのかが見える。今やっていることも、たぶんその延長にある。
しばらくは、この形で続けてみる
まだ切り分けられていないことがある。
上達が速くなったのは、この形式のおかげなのか。それとも単純に、遊び始めてから一定の期間が経って、伸びやすい時期に入っただけなのか。両方が同時に起きているので、どちらが効いているのか分からない。
それから、1日1回という制限が、いずれ足りなくなる可能性もある。今は1回で十分に濃いけれど、もっと難しい場面の練習が必要になったら、回数を増やしたくなるかもしれない。
それでも、しばらくはこの形で続けようと思っている。
いちばん大きいのは、上達を自分で確認できることだ。前回できなかったことが今回できた、という差分が毎日見える。これがあるとモチベーションが落ちない。
私は、成果が見えないまま同じことを続けるのが、かなり苦手なほうだ。過去にもそれで手が止まったことが何度もある。だから「見えるようにする仕組み」のほうを先に作ったのは、自分にとっては正解だったのだと思う。
ゲームの話として書いているけれど、たぶん他のことにも同じ形が使える気がしている。1回を小さく区切って、終わったら必ず振り返って、次に試すことを1つだけ決める。それを試すのは、もう少し先になりそうだ。
NIGHTREIGNのソロ攻略、追跡者・初期大剣での試行錯誤は、こちらにまとめている。




