10月6日の16時37分に残したのは、一行だった。仮眠、10時30分から16時30分。
6時間ある。朝に本睡眠を書いたあとの眠りを、自分では仮眠と置いた。理由は付いていない。書いた時刻は16時37分で、仮眠の終わりとした16時30分の、7分後だ。
9時3分と16時37分。この日に自分で残した言葉は、その二つだ。あいだの7時間半に、追記はない。昼に何を考えて横になったのかは、起きたあとの一行にも入っていない。
朝の11時間は、すでに一行になっていた

同じ日の9時3分に、先の一行がある。本睡眠、21時30分から8時30分。となりに、モンスター。
モンスターは、この記録ではエナジードリンクの缶を開けたときの一言だ。起きてからの行に、飲み物の名だけが置いてある。
終わりの時刻は8時30分、その行を書いたのは9時3分。あいだの30分ほどに何をしていたかは、行の中にない。缶を開けたのが8時30分なのか、9時3分なのかも、同じ一行では分かれていない。11時間という数字も、メモには書いていない。21時30分と8時30分を並べると、そうなる。
前の日の明け方に「寝ないと明日が辛い」と書き、当日の本睡眠が1時間だった話は、別の記事にある。あの記事は、翌朝9時3分のこの一行で止まっている。長く眠れたことが、辛いという予測の答えなのかは、あそこではまだ書いていない。
16時37分の仮眠は、その先に足された。朝の11時間を書き直してはいない。昼の6時間だけが、あとの一行になっている。
起きていたのは、時刻のうえでは2時間だった

8時30分に本睡眠が終わり、次の眠りは10時30分に始まっている。時計のうえでは、2時間だ。
その2時間について自分で書いたのは、9時3分の行にあるモンスターだけだ。9時3分から10時30分までも、1時間半ほど言葉が空く。食べたもの、どこかへ出たかどうか、もう一度眠くなった時刻。どれも、この日のメモにはない。
残っている順番は、こうだ。朝の行に缶がある。そのあと、10時30分から横になっている。
以前、6時間を仮眠と書いた日は、順番が逆だった。仮眠の終わりを12時として、14分後の12時14分にモンスター、とある。起きたあとに缶がある。この日は、缶の名前が先で、長い仮眠が後だ。缶のせいなのか、缶があっても眠ったのかは、どちらのメモも書いていない。
16時37分の行には、モンスターとはない。この日の言葉として残っている缶は、朝の1回だ。本数を数えるための記録ではない。書いていない時間に、もう1本あったかどうかは、ここからは分からない。
缶に三つの役割を見ていた時期がある。深夜を延ばす1本、朝を起動する1本、昼に戻る1本。あのときは、直近24時間で2本まで、という線も自分で置いていた。
10月6日のメモは、その役割までは書いていない。朝の1本を、起動のためだとは言っていない。10時30分からの6時間を、起動できなかった結果だとも言っていない。あるのは、缶が先、眠りが後、という並びだけだ。
6時間を、仮眠のままにしている

6時間ある。朝の11時間よりは短い。仮眠と書いた別の日の6時間とは、同じ長さだ。朝の11時間とこの6時間を足せば17時間になる。その合計も、自分では書いていない。二つの眠りを一つにまとめた文もない。
名前は、長さの順にはなっていない。先の11時間は本睡眠のまま、あとの6時間は仮眠のままだ。11時間のほうへ仮眠と書き直した行はない。6時間のほうを、もう一つの本睡眠とは呼んでいない。
仮眠、と書いたとき、6時間を短いと思っていたかどうかは、文字からは見えない。短いから仮眠、と説明した文もない。残っているのは、朝に使った本睡眠とは別の名前を、昼の眠りに置いていることだ。
先に本睡眠を書いた日の、そのあとの眠りだから仮眠、という見え方はする。本人がそう説明した文は、今回もない。
10時30分の時点で「少し寝る」と書いていたわけでもない。開始も終わりも、起きた16時37分に、まとめて置かれている。横になる前は何時間のつもりだったのか。6時間になると分かってから仮眠と呼んだのか。この一行は、そこを分けていない。
起きたあとに、評価の文は付いていない

16時30分に区切って、仮眠は終わっている。気分は、同じ行にない。16時37分よりあと、自分で足した言葉も残っていない。
疲れていた、という文はない。回復した、という文もない。モンスターでは起きていられなかった、という文もない。4時に予測した「辛い」へ、この6時間をどう結びつけるかも、書いていない。
11時間眠った時点では、予測の答えは出ていなかった。そのあと6時間を仮眠と書いても、答えは増えていない。増えたのは、横になっていた時刻だ。感じたことを評価する文は、朝も昼も、まだ空いている。
いま分かっているのは、ここまでだ。朝に本睡眠を21時30分から8時30分までと置き、同じ行にモンスターと書いた。昼は10時30分から16時30分まで横になり、起きたあとでそれを仮眠と呼んだ。缶が次の眠りを止めたのかどうかは、まだ自分の言葉になっていない。


