Webサイト公開後、何をする?リニューアル完了から運用へ切り替えた日

AIとWeb制作

長く作り直してきたカレー情報サイト「CurryHunter」の公開が、ようやく完了した。

午前11時7分の時点で、検索エンジンへの公開はすでに済んでいた。残っていた完了条件は、古いアフィリエイトリンクの差し替えだけだった。

日付が変わった午前0時29分、その作業も終わった。

「あとは少し回してみて、不具合を見つけたら調整する」

公開完了のあとに残ったのは、そんな言葉だった。

今回の再構築は、古いWordPressを修理し続けるのではなく、新しい環境から作り直すところから始まった。その最初の判断については、以前の記事に残している。

「ほぼ完了」を終わらせる条件を一つにした

ほぼすべての項目が消され、最後の作業だけが残ったチェックリストが机に置かれている

Webサイトの公開作業には、「ほぼ終わった」が長く続きやすい。

表示の微調整、古いURLの整理、画像の見直し、追加したい機能。気になるものをすべて完璧にしてから公開しようとすると、終わりが見えなくなる。

今回は、アフィリエイトリンクの差し替えを最後の条件にした。それが終われば公開完了。その後に見つかる不具合は、公開前の積み残しではなく、実際に運用しながら調整するものとして扱う。

差し替えを終えた瞬間に、やることがなくなったわけではない。ただ、作っているサイトから、使いながら育てるサイトへ変わった。

公開後の作業を、一つの順番に並べ直した

公開後の作業順を示すカードが左から右へ4枚並んでいる

次に進めたいことはいくつもあった。

まず店舗予約のアフィリエイト導線を整える。その次に、開店・閉店・移転を定期的に確認する仕組みを作る。そして神奈川・大阪・福岡の店舗を全件調査し、その結果が揃ったところでメルマガ第1号を出す。

ここでいう全件調査は、東京と同じ件数まで無理に店舗を増やすことではない。候補を出し切り、掲載するかどうかを一件ずつ判断できた状態を指している。

以前の店舗監査では、見た目を整えるより、営業状態や移転履歴を正しく扱うことの方が難しかった。

店舗数を増やす前に、今ある情報を継続して新しく保てる仕組みが必要だった。

Cronで収集しても、閉店と移転は人が決める

自動収集の画面の横で、人が店舗カードを手に取って確認している

開店・閉店・移転の確認は、Cronで定期実行する予定だ。

ただし、自動化するのは情報の収集までにする。閉店や移転という状態を確定するのは人間だ。一つの情報源に「閉店」と書かれていたからといって、そのまま自動で書き換えることはしない。

店舗情報には時間差も食い違いもある。公式サイト、SNS、地図サービスなどを見比べなければ分からない場合もある。効率化したいからこそ、集める作業と確定する判断を分けておきたい。

以前、関連記事HubをCronで更新する仕組みを作ったときも、完全自動化ではなく、人間が最後に判断できる設計へ落ち着いた。

今回も似ている。自動化の目的は、人間を判断から外すことではない。人間が確認すべきものを、確認できる量まで絞ることだ。

メルマガを出す動機が見つからなかった

ほぼ空白のメルマガ下書き画面と、開店閉店移転のメモが机に並んでいる

一方で、メルマガ第1号には迷いがあった。

配信用のページも、配信サービスの設定も、サイトからの登録導線もできている。それでも、発行する動機が薄かった。サイトを公開したからといって、「再開しました」という挨拶だけを送りたいわけではない。特に伝えたいことも思いつかなかった。

器はできているのに、中へ入れるものがない。

考えているうちに、ようやく自分が続けられそうな内容が見えてきた。

その月に開店した店、閉店した店、移転した店をまとめて届ける。新しい地域へ掲載範囲を広げたときは、その情報も加える。

これなら無理に話題を作らなくてよい。店舗の地図がどう変わったのかを、毎月伝えられる。

メルマガのために情報を作るのではない。店舗情報を更新する日々の運用から、自然にメルマガの中身が生まれる。そう考えたら、薄かった動機が少し具体的になった。

公開完了は、問いが変わる地点だった

公開後の店舗一覧画面の前に、新しい問いのための白紙ノートが置かれている

メルマガはまだ配信していない。第1号を出すのは、三つの地域の全件調査が終わってからだ。本配信まで進められるかは、そのときの余力にもよる。

店舗情報の定期監査も、これから実際に回してみなければ分からない。どれだけ確認作業が発生するのか、どんな情報の食い違いが出るのかは、まだ見えていない。

それでも、公開前とは問いが変わった。

「どうすれば公開できるか」ではなく、「どうすれば情報を新しく保ち続けられるか」。

公開したサイトを少し回し、不具合を見つけたら直す。店舗の変化を拾い、その変化を必要としている人へ届ける。

リニューアルは完了した。けれど、サイトの運用はここから始まる。

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