ゲーム動画をChatGPTで直接記事化|フィールドノートを外せた2本の実験

AIとWeb制作

ゲームのプレイ動画からブログ記事を書くとき、いちばん時間がかかっていたのは、AIに文章を書かせることではなかった。

録画を最初から見返し、「なぜこのルートを選んだのか」「この時点では何ができると思っていたのか」と、自分の判断をフィールドノートへ書き出す工程だった。

記事の材料としては必要だった。でも、一回のプレイをもう一度たどるので、どうしても時間がかかる。動画をAIへ渡すだけで済めばいいのに、と何度も思っていた。

「動画だけでは記事にならない」と一度は結論づけた

一時停止したゲーム映像の横で、抽出した事実の紙を見ながら手書きノートを書いている

以前にも、ゲーム動画そのものをAIへ解析させたことがある。

レベルの推移、拾った武器、倒された時刻など、画面に映っている事実は驚くほど拾えた。しかし、なぜその武器を残したのか、負けた相手へなぜもう一度向かったのかまでは分からなかった。

そのときの結果は、次の記事に残している。

マイクへ話しながらプレイする方法も試した。音声から記事にはなったものの、短い反応や独り言が中心になり、判断の背景が薄かった。

さらに、話す内容を事前に考えると、今度はゲームを始めること自体が重くなる。省力化のために始めたのに、別の準備が増えてしまった。

この時点では、プレイ後に自分でフィールドノートを書く方法へ戻る、という結論だった。それは当時の素材とAIで比べた結果なので、間違いだったとは思わない。

ただ、「動画から直接書く方法は使えない」と完全に決まったわけでもなかった。

変えたのはAIより、録画中の話し方だった

ゲームをプレイしながら、小さなマイクへ向かってその場の判断を話している

今回、動画からの記事執筆を改めて試した。

以前との大きな違いは、録画中に自分の思考をなるべく詳しく口に出したことだった。

単に「失敗した」「勝てそう」と反応するだけではない。なぜその場所へ向かうのか、何を期待しているのか、実際に戦ってみて考えがどう変わったのか。その瞬間に頭の中にあることを、できる範囲で声にした。

完成した原稿を実況中に話すことが目的ではない。迷いや言い直しを含めて、判断の材料を映像の中へ残す。その声と画面を一緒にAIへ渡したところ、今回はかなり内容を拾ってくれた。

以前の動画に足りなかった「なぜ」が、少しずつ録画へ入るようになったのだと思う。

1本目はGrokからGPT-5.6へ渡し直した

未完成の下書きと直した原稿が机に並び、そのあいだに赤いペンが置かれている

最初の一本では、動画の解析と執筆をGrokへ任せてみた。

GPT-5.6を使うとOther Modelsの利用枠が減る。記事一本で表示上1%増えていたので、継続して書くことを考えると軽い数字ではない。上位プランは高い。できればGrok側で仕上げたかった。

Grokの原稿も、そこそこ良いところまでは来ていた。ただ、自分の合格線には少し届かなかった。そこでGPT-5.6へ渡し、リライトさせることにした。

完成したのが、ミミズ顔との戦いを扱った記事だった。

原稿は十分公開できる状態になった。ところが、最後にGPT-5.6でリライトすると、Other Modelsはやはり表示上1%増えた。

枠を節約するためにGrokを挟んだのに、最終的な消費が同じなら、二段階にする意味は薄い。読む原稿と判断する回数が増えただけだった。

2本目は最初からChatGPTへ渡した

ゲーム録画と完成した記事が同じ画面に並び、工程が一段にまとまっている

そこで次の出撃では、最初からChatGPT側へ動画の解析と執筆を任せた。

できあがった原稿は一発で合格だった。利用枠も表示上1%。Grokで下書きしてからGPT-5.6で直した場合と変わらなかった。

その記事が、王配の赤狼をLv7で倒した遠征記録である。

Lv5で戦ったときの「これは無理だ」という感覚から、同じ遠征のLv7で戻って倒すまでの変化も残っていた。攻略結果だけではなく、その途中で判断が変わったことまで記事になっている。

完成原稿を読んだときの感想は、難しい分析ではなかった。

「一発OK。スゴイです」

長く時間を取られていた工程が、本当に一つ減るかもしれない。その驚きのほうが大きかった。

フィールドノートを捨てたのではなく、役割を移した

閉じたノートが机の端へ移され、代わりにマイクがキーボードの近くに置かれている

今回の結果だけで、フィールドノートに価値がなかったことにはならない。

これまでフィールドノートが担っていたのは、画面に映らない理由や迷いを残すことだった。今回は、その役割の一部を録画中の自分の声へ移せた。

今後は、プレイ中に判断をなるべく口に出し、最初からChatGPTへ動画解析と執筆を任せる。公開前に自分で事実と文章を確認するが、別工程としてのフィールドノートは外す。枠の節約にならないGrok経由も使わない。

もちろん、二本うまくいっただけで完成形とは言えない。激しい戦闘では話す余裕がなくなるかもしれないし、毎回詳しく話そうとすると、以前のようにプレイ開始が重くなる可能性もある。AIが映像を読み違える問題も残る。

それでも今は、過去に決めた方法を守り続けるより、条件が変わった結果を採用してみたい。

フィールドノートを書く時間がなくなれば、もう一回遊ぶ余裕ができるかもしれない。次に確かめたいのは、記事を速く作れるかだけではなく、このやり方でゲームと記録の両方を無理なく続けられるかどうかだ。

NIGHTREIGNのソロ攻略と、プレイを記事へ変えるまでの試行錯誤は、まとめページからたどれる。

この記事を読んで、何か感じるものはありましたか?
読んで何か感じるものがあったら、そっと「いいね」を押してもらえると嬉しいです。

関連記事

目次