日付が変わる前後、自分の会社のサイトを、何のために置くのかを決めていた。
以前、構成を話し合った記憶はあった。記録が残っているのか、会話の側だけで消えたのか、その夜は分からなかった。凍結して、当時のやり取りが残らなかった可能性もある、と自分では言っていた。その夜は、古い構成を開いて続ける、とは言っていなかった。
その凍結のあと、AIの使い方を組み替え始めた話は、別に書いている。
ページ一覧の前に、役割のほうを先に言っていた。
役割は、受注ではなかった。Web制作の仕事を取るために、会社の顔を整えるのではない。Surf-OKや、カレーの情報サイトを運営している会社が、将来そこを有料にするときに、「どんな会社がやっているんだろう」と見に来た人へ、信頼を渡す。そのためのサイトだ、とその夜は考えていた。
有料の入口は、前の夜にはまだ絵になっていなかった。画面のどこに個人のスコアを出すのかが決まらず、課金の置き場所も感じているだけだった。
同じ日の朝には、有料にする機能の線を何度か引き直して、結局その日に作り始めるものは会員限定にとどめている。夜の時点でも、会社のサイトが急いで販売ページになる、という感じはなかった。販売の予定は、今のところない。特商法のページも、会社のサイトには無くてもよいかもしれない。PANDORAで販売することになれば、そのときは要るかもしれない。無くす、と決めたわけでもない。売る予定が今はない、というところまでだった。
受付にしない、と先に言った

仕事の選び方として、受注で消耗しすぎないか、作ったものが残るか、を見ていた時期がある。会社のサイトを受注の窓口にしない、というのは、その見方の続きに近かった。近いだけで、基準表のどれに丸を付けた、という作業ではなかった。夜中に、目的を一文で言い直しただけだった。
載せたい、と先に言ったのは、運営しているメディアと、代表のあいさつだった。何を書かないかは、そのあとで分かれていった。
資本金は、書いたほうが信頼が上がる気がした。同時に、少額なので意味がないかもしれない、とも思った。信頼があまり変わらないなら、載せない。人数も載せない。インボイス番号は、非課税の側なので載せない。法人番号だけは、入れるのが簡単なので、入れてもよい、で残している。
カレーの情報サイトは、別の種類のやり直しをしていた。約150件の店舗を、見た目より先に、いまの状態へ整理し直す作業だった。会社のサイトでやっていたのは、そことは違う。データの正しさではなく、出した項目で信頼が増えるかどうか、だった。
ブログへのリンクは、夜のあいだに揺れた

リンクも、同じ夜に何度か言い直している。
一度は、会社のサイトからこのブログへはリンクしてよい、このブログから会社のサイトへは特商法のページだけ、としていた。販売をしているのはこのブログの側なので、特商法の表記はこちらには必要だ。その部分は、あとも変わっていない。
変わったのは、会社のサイトからこのブログへリンクするかどうか、のほうだった。
リンクを足すと、見に来た人の信頼は増えるのか。あまり増えないなら、貼らない方向にしたい。このブログは、匿名のまま、気兼ねなく運営しておきたい。増えるかどうかは、その夜は測っていない。感覚で、あまり増えないかもしれない、で止まっている。
運営しているメディアの一覧には、旅行のサイトも入れる。入れたうえで、その旅行サイトから会社のサイトへリンクを返すのはやめる。名義が違う。カレーの情報サイトへのリンクは、貼ってもよいかもしれない、で残した。よいかもしれない、のまま朝を越えている。
代表のあいさつの文面は、まだ書いていない。載せたい、と名前だけ先に置いて、中身はその夜には出ていない。あいさつが、仕事を受けるための自己紹介になるのか、運営している人の顔を見せるだけになるのかも、文面がないので分からない。
運営メディアに何を並べるかも、リンクのほうで揺れたまま残っている。会社のサイトを仕事の受付にはしない、そこまでは言えた。資本金と人数と番号は、載せるか載せないかが夜のうちに寄った。ブログへのリンクは寄っていない。線を引くと信頼が増えるのか。増えないなら、匿名のままにしておきたい。その確かめ方は、その夜は持っていなかった。名前を出すことと、リンクを渡すことは、同じ夜でも別の判断のまま朝を越えた。デザインの話には、その夜は入っていなかった。ページの見た目は、まだ先だった。



