バイクのブレーキ修理に7万2,000円。痛い出費でも「安全を買った」と思うことにした

2026.05.15
バイクと暮らし

前輪からの異音を診てもらった結果

以前から、バイクの前輪付近からシャリシャリという異音がしていた。

常に鳴っているわけではなく、音がする日としない日があったため、最初はブレーキパッドが軽く接触している程度かもしれないと思っていた。

それでも、バイクは通勤にも使う大切な移動手段だ。もしブレーキに問題があるなら、放置したまま乗り続けるわけにはいかない。

ようやくバイク屋へ持ち込み、確認してもらった結果、前輪のブレーキディスクに傷がついていることが分かった。

ブレーキパッドだけを交換すれば済む状態ではなく、ブレーキディスクも交換することになった。

ブレーキパッドとディスクを同時に交換し、修理代は合計で7万2,000円だった。

金額を聞いた瞬間、やはりかなり痛い出費だと感じた。

もっと早く修理していれば安く済んだかもしれない

今回の修理結果を聞いて、最初に浮かんだのは、

もっと早くバイク屋へ持っていけば、ディスクまで交換しなくて済んだのではないか

という後悔だった。

ブレーキパッドが減ったまま使い続けると、パッドの金属部分がディスクに接触し、傷をつけてしまうことがある。

今回の傷が、いつ、どの程度進んだものなのかは分からない。それでも、異音がし始めた段階ですぐに確認してもらっていれば、修理内容が違っていた可能性はある。

以前にも、バイクから異音がしていたのに、そのまま乗り続けてしまったことがあった。そのときはチェーンが伸び、別の部品に接触していた。

異音があっても、バイクが動いていると「まだ大丈夫」と考えてしまう。

しかし、動いていることと、安全に使えることは同じではない。

今回の7万2,000円には、部品代と工賃だけでなく、異音を先送りしたことへの授業料も含まれているように感じた。

修理を遅らせた理由は、お金だけではなかった

修理へ持っていくのが遅れた大きな理由の一つは、修理代への不安だった。

生活に余裕があるわけではなく、できれば現金を減らしたくない。カードの支払いも減らしている途中なので、大きな出費を新たに増やすことにも抵抗があった。

さらに、ちょうど定期点検の時期と重なっていた。

私は、修理へ持っていくなら点検も一緒に頼まなければならないと思い込んでいた。点検に出せば数日から1週間ほどバイクが使えなくなり、その間は電車やバスで通勤しなければならない。

修理代への不安と、移動が不便になる面倒さ。それらをまとめて考えた結果、バイク屋へ電話すること自体が重くなっていた。

けれども、本当は緊急の修理と定期点検を分けて考えてもよかった。

安全に関わる異音は先に確認してもらい、点検は予定を調整して後日にする。そう考えれば、もっと早く動けたはずだ。

一つの用事に複数の問題を束ねると、最も面倒な条件に引っ張られて、必要な行動まで止まってしまう。

今回、それを身をもって知った。

7万2,000円で買ったのは部品だけではない

7万2,000円は、今の自分にとって簡単に払える金額ではない。

その分のお金を稼ぐには、アルバイトで何日も働かなければならない。暑い日や疲れている日にも働き、その収入の一部が一度の修理で消えていくと思うと、正直つらい。

それでも、今回の支払いを単なる損失とは考えないようにしている。

私が買ったのは、新しいブレーキディスクとブレーキパッドだけではない。

信号や交差点で、必要なときに止まれる安心。通勤中に異音を気にし続けなくてよい状態。そして、事故によって仕事や生活を失う可能性を減らすこと。

そう考えると、これは安全をお金で買った支出だ。

バイクの修理費を惜しんだ結果、転倒してけがをすれば、7万2,000円では済まない。仕事へ行けなくなるかもしれないし、日常生活そのものに影響が出る可能性もある。

安全に関する支出は、払った瞬間には何も増えたように見えない。しかし、起きるかもしれなかった大きな損失を防いでいる。

見えないものを買う支出だからこそ、必要性を忘れやすいのだと思う。

今後はバイク修理用のお金を確保したい

今回の経験から、バイクのための修理費を普段から確保しておく必要があると感じた。

バイクは私にとって、ぜいたく品というより生活設備に近い。通勤に使い、買い物に使い、ときには海へ向かうためにも使っている。

冷蔵庫やエアコンが壊れたときに修理費が必要になるのと同じように、バイクにも突然の整備費用が発生する。

今後は、少なくとも10万円程度を「バイクに異常が出たとき、迷わず動くためのお金」として確保したい。

このお金の目的は、修理代を払うことだけではない。

お金がないから、もう少し様子を見よう

という危険な判断を防ぐためのものでもある。

異音や違和感が出たら、まずバイク屋へ連絡する。修理内容や支払い方法は、その後で考える。

電話した瞬間に全額を支払うわけではない。予約まで時間があるなら、その間にお金と予定を整えればよい。

痛い出費だけれど、また働いて取り戻す

7万2,000円の出費は、やはり痛い。

もっと別のことに使いたかったし、貯金として残しておきたかった気持ちもある。

それでも、直したバイクで安全に通勤し、また働くことができる。そう考えれば、今回の支出は生活を立て直すための土台でもある。

減ってしまったお金は、また働いて取り戻せばよい。

もちろん、簡単ではない。疲れる日もあるし、アルバイトへ行きたくないと思う日もあるだろう。

それでも、事故を起こしてすべてを失うより、必要な修理をしてから地道に稼ぎ直す方がいい。

今回は安全を7万2,000円で買った。

かなり高い買い物だったけれど、これからも自分の生活を続けるために必要な出費だったのだと思うことにした。

そして次からは、異音が聞こえた時点で、もっと早く動きたい。

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