22時58分、回転寿司のバイト、魚べいから戻った。
今日は暇だったので楽だった。省エネモード。
同じ戻りに、明日の出勤と、電話のことが書いてある。引っ越しのバイトで、前回一緒にやったドライバーから電話が来ていた。ドライバーから電話がくることなんて無い。しかも、前回が初対面だった。
明け方の本睡眠は短く、昼までの仮眠が長かった

この日の最初のメモは、4時18分にある。
本睡眠は0時30分から4時まで。3時間半で起きて、モンスター、と書いた。前腕が筋肉痛、ともある。どの仕事の残りかは、この行には無い。短い眠りと、前腕の痛みと、缶の名が並んでいる。
4時30分から13時までが、仮眠だ。8時間半ある。長さだけ見れば、こちらのほうが一日の眠りらしい。自分は、短いほうを本睡眠、長いほうを仮眠のまま置いた。
15時41分には、外出の雑務が終わった、とある。もう一度、モンスター。雑務の中身は入っていない。昼まで眠ったあとの午後は、終わった、という報告だけだ。
暇だった店は、楽だった

夜に戻って最初に書いたのは、楽だった、だった。
今日は暇だったので楽だった。省エネモード。暇だったことを、楽さの理由にしている。
前に、同じ魚べいが暇でも、辛さの置き場所が違った夜がある。負荷は小さい。そのうえで、辛かったのは溜まっていた疲労のほうだ、と書いていた。帰りに欲しかったのは、栄養のあるものだった。
今夜の戻りは、楽だった、から始まっている。店の静けさは似ていても、最初の感触が違う。
暇だった夜の辛さを、溜まっていた疲れのほうへ置いた記録は、こちらにある。
省エネモード、も、前に自分で使った言葉だ。あのときは、まだ来ていない引っ越しの前日だった。雨の予報を見て、削られすぎずに戻ってくるための名前にしていた。
今夜の省エネは、終わったあとの勤務に付いている。暇で、楽だった、その感触の名前だ。
前日に省エネモードと置いた夜のことは、こちらに残している。
明日は8時30分からサカイ、とも書いた。遅めの出勤。天気の話は、今夜の文には無い。あるのは、開始時刻と、遅め、という感じだ。
一度だけ組んだ人の電話を、明日まで保留にした

前回、サカイで一緒にやったドライバーから、電話が来ていた。戻ったあとの文に、来ていた、が入っている。いつかかってきたのかまでは、書いていない。
最初に動いたのは、珍しさだった。
ドライバーから電話がくることなんて無い。
現場では一緒に荷物を運ぶ。そのあとに電話がかかってくることまでは、いつもの流れに入っていない。鳴ること自体が、少し特別に見えた。
しかも前回が初対面だ。一緒にやったのは一度だけ。一度きりの相手から電話が来る。その組み合わせで、何かが起きたように見えた。
そこで最初に浮かんだ考えは、荷物だった。
何か荷物にトラブルがあったのかもしれない。
22時58分の心配は、そこにある。かけ間違いや、聞き忘れた連絡は、この文には出てこない。名前が付いた心配は、荷物のトラブル一つだった。当たっているのかは、まだ相手に聞いていない。
心配にはなった。同時に、いま電話を折り返せる時間じゃない、とも書いた。戻った直後の時刻だ。書いてあるのは、いまは折り返せない、までだ。
だから、明日になるまで保留にした。
気にしても仕方ない。気にしても、心が休まらない。なので、損。
今夜の着地は、この損だった。用件は解消していない。気にすると休めない、と分かったうえで、明日の棚へ移した。保留は、今夜は触らない、という置き方だ。
1プレイしようかな、のまま時刻が動いた

23時00分に、またモンスター、とある。となりは、ナイトレイン。1プレイしようかな。
しようかな、は、やる前の揺れだ。起動したのか、開かずに止めたのか、このあとの言葉は答えていない。省エネで戻った夜に、1回だけなら、という感触だけが残っている。
缶の名は、4時18分、15時41分、23時、日付が変わったあとに置いてある。何本飲んだか、どの役割で開けたかは、どの行も説明していない。
日付が変わって、胸が苦しいと書いた

次の言葉は、3時42分だ。日付は22日に入っている。その前に、眠りに入った記録は無い。
胸が苦しい。うつ症状が出ている。モンスター。薬も飲む。
22時58分の保留から、4時間半ほどあいている。気にしても休まらないから棚へ上げた、とそのときは書いた。3時42分の身体は、胸が苦しいと言っている。時刻を後ろから並べると、保留が届かなかったようにも見える。自分では、電話のせいだとは書いていない。3時42分の言葉に、電話は出てこない。並んでいるのは、胸、うつ症状、缶、薬だ。
胸が苦しい、は前にも書いたことがある。長い引っ越しのあと、筋肉の疲れは少なかった夜だ。作業はできた。それでも胸は苦しかった。あのときも、原因は一つに決まらないまま残している。
身体が軽い日に胸の苦しさが出た記録は、こちらにある。
今夜の言葉は、それに似ている。似ているのは感覚の名前までだ。理由まで同じだとは、この時刻の自分は書いていない。あるのは並びだ。楽だったバイトのあとで、未解決の電話を明日へ送った。数時間後に、胸と気分の言葉が出た。
薬は飲んだ。楽になったのか、苦しいまま飲んだのかは、この行の先に無い。
明日の8時30分は、もう近い。保留の明日は、日付としては始まっている。折り返した、という報告はまだ無い。荷物に何があったのかも、まだ相手の口からは聞いていない。1プレイしたかどうかも、ここには無い。
電話の理由は、まだ向こうに残っている。


