#72 ナイトレインをもうやらないと書いた朝|ゆっくり戦いたいのに円が縮む

ゲームと思考

波のない朝だった。

海まで歩いて戻って、サーフィンはできないと分かった。16時15分から病院がある。14時には家を出る。そのあいだを休日にしようと思ったとき、外へ出る案は、釣りもツーリングも江の島も、どれも乗らなかった。

そこで、今日はナイトレインの日にしてもいいかも、と考えた。

記事を書かず、連続で出る日にしようと思った

ノートを閉じたまま、録画しながら連戦しようとする机

上手くなりたい、という気持ちはあった。そのためのやり方も、その朝は一つに決めていた。プレイ記事は書かない。連続で出撃してみる。万が一、夜の王を倒せてしまったときのために、録画だけしておく。書く時間を抜いて、そのぶん手を動かす。今日は、そのほうが良さそうだと思った。

昨日は、エデレを残り1割弱まで削れて、ほぼ倒せそうだった。あと少し、という感触が、今日の連戦に理由を与えていた。

その出撃で、どこまで届いて、どこで届かなかったかは、別の記事に残してある。

昨日、月次のタスクを終わらせていた、というのも大きかった。やるべきものを先に片付けたなら、たまには休日と割り切った行動をしてもよさそうだ。8時33分の時点では、そう書いていた。

10時18分には、ムカついていた。

何回出たかは、メモに残っていない。勝ったのか、どの地点で死んだのかも、ここには書いていない。残っているのは、そのあいだで感じたことだ。

ローグライクのランダム性は、求めていなかった

分かれ続ける道の前で、大剣を持って立ち止まっている

過度なランダム性は、求めていない。

というか、そもそもローグライク的なランダム性は、求めていない。

出撃のたびに条件が入れ替わり、昨日の「あと少し」が、今日の同じ手順にならない。そこに、自分の上達を置きにくい。前から、その感じはあった。今日怒っていたのは、ゲームの進み方そのものが、ローグライクであることだ。

円の収縮で時間制限があるのも、嫌だった。そんなのは求めていない。

ゆっくり戦いたいのに、死ぬと円が縮む

縮む雨の円の中で、ゆっくり戦おうとする人

ゆっくり戦いたい。

ソロだと、じっくり戦わないと死ぬ。死ねば、時間を無駄にして、円の収縮が始まる。アイテムを選ぶときも、雑魚を片付けてから選ばないと、横槍を刺される。でも時間がないから、雑魚を片付ける余裕がない。ダメージを喰らって、死ぬ。

このループが、頭の中で何度も回っていた。慎重にやれば死なない。死ぬと時間が減る。時間が減ると、慎重にやる余地がなくなる。余地がないまま手を出すと、また死ぬ。ゆっくりやりたいことと、急がないと終わることが、同じ画面に入っている。

ふざけんな、という感じだった。マジでムカつく。

急かされると、いつもの戦い方ができなくなる、という感触は、ソロを始めた頃にも書いている。最初のほうで、すでに当たっていた。

あのときは、まだ始まったばかりの違和感だった。今日は、エデレの残り1割弱まで来た翌日に、同じ違和感が怒りになっていた。近くなったから許せる、にはならなかった。近くなったぶん、急かされる戦い方が余計に邪魔に感じた。

「しばらく」と「もうやらない」が同じ時刻にあった

コントローラーから手が離れ、モニターは黒い

10時22分には、こう書いていた。

プレイ記事も、クレジットの問題で満足に書けない。詰まらない。ナイトレインはしばらく封印する。もうやらない。アンインストールする。

クレジットというのは、文章を作るために使っているAIの利用枠のことだ。出撃を記事にする作業が、枠の都合で満足のいくところまで届かない。遊ぶほうも、残すほうも、途中で詰まる。朝は、記事を書かずに連戦すれば、その詰まりを避けられると思っていた。2時間ほどで、遊ぶこと自体が嫌になっていた。

「しばらく封印する」と「もうやらない」が、同じ時刻にある。

しばらく、なら、戻る余地がある。もうやらない、なら、今日で終わりだ。アンインストールする、は、その終わりを手元の作業にしている。三つの文は、気持ちとしては一本につながっている。意味としては、まだ一つにまとまっていない。この時点では、どちらが本当かも、自分で分けられていない。

合わない、と感じたこと自体は、前にもあった。あのときは、上達した実感が残りにくいことが問題だ、と書いていた。やめたわけではない、とも書いていた。

今日の10時22分は、その続きの言葉だった。合わない理由を、もう一度分析して、次の仮説に変える気にはなれなかった。ランダム性は求めていない。円の収縮も求めていない。ゆっくり戦いたい。その三つが、同じ朝に並んだ。

アンインストールまで実行したかどうかは、この朝のメモには残っていない。残っているのは、そうすると書いたことだ。そのあと気持ちが戻ったのか、本当に消したのかは、ここでは追っていない。

分かっているのは、8時33分の仮説が、10時18分には持たなかったことだ。記事を書かず、連続で出れば、上手くなり方に近づけるかもしれない。昨日があと少しだったのだから、今日は休日としてそこに使っていい。そう考えていた。残ったのは、怒りと、封印すると書いた文だった。

次に試すことも、この時点ではない。封印すると書いた直後に、次の出撃目標は置いていない。置く気も、その時刻にはなかった。

NIGHTREIGNのソロ攻略、追跡者・初期大剣での試行錯誤は、こちらにまとめている。


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「しゃとん’s EYE」を書いています。Web制作の仕事をしながら、生活の途中で感じたことと、ELDEN RING NIGHTREIGNのソロ攻略を記録しています。海と、深夜に考えごとをする時間が好きです。

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