業務スーパーで買ったブリーチで、洗濯機のわかめを取ってみた。
このブリーチは、キッチン用だと思っていた。シンクや調理台に使うもの、という見立てのまま持っていた。背面の説明書きを読むまで、洗濯機に入れるとは考えていなかった。読んでみたら、洗濯機にも使える、とあった。そこからは、説明書きに沿った分量で入れることにした。
キッチン用を別に買い足す、という話にはなっていない。持っていたその瓶の背面を読んで、見立てのほうが途中で変わった。
入れる前は、濃度を教えてもらうところまでだった

わかめのような黒いゴミが出る、と書いたのは、その二日前の夕方だった。洗濯槽が汚れているのだと思う、で止まっている。厨房用のブリーチで代用できるなら、濃度を教えてほしい。数字が分かれば、その分量で入れる。そう書いていた。
入れた、にはなっていなかった。おすすめを聞いたあとも、その夜のメモは出勤のほうへ移っている。槽を空のまま回した記録も、その時点ではない。
洗っていなかった時点の見立ては、前の記事に残している。
あの夕方に欲しかったのは、誰かに教わる濃度だった。今回、未明に使ったのは、瓶の裏にすでに書いてある分量のほうだった。同じ「どれだけ入れるか」でも、数字の出どころが違っている。自分で薄め率を計算したわけでもない。説明書きを読んで、そこに合わせて注いだ。
何ミリリットルだったかは、メモに無い。型番も、今回は書いていない。縦型か、ドラム式かも書いていない。直前に別の漂白剤を使ったかどうかも、文には無い。分かったのは、そこまでだ。キッチン用だと思っていた液体の背面に、洗濯機の使い方が載っていた。
前に、洗濯で困った朝がある。仕事の服を洗ったまま乾燥へ移すのを忘れて、生乾きの臭いが付いた。あのときは、近くのコインランドリーで乾かして、臭いは残らなかった。困りごとが布の湿り気で、乾かせば片が付く話だった。
わかめは、乾かせば消える形には見えていなかった。出てくる場所を、槽のほうだと思ったまま、今回は液体を入れて回すほうをやっている。
溶けてなくなると思っていた

やった順番は、こうだった。背面の分量を洗濯機に入れ、注水して漬け込む。そのあと、通常の洗濯コースを回した。空の槽に浸してから、普段と同じコースへ入れている。
ここで見ていた未来は、単純だった。塩素に漬けて回せば、わかめは崩れて、排水とともに出ていく。一回で、ほぼ終わり。そう思っていた。
回し終わると、溶けきっていなかった。わかめが、たくさん出てきた。
量が減るどころか、目の前にはたくさん残っていた。洗う前から浮いていたものが残ったのか、槽の内側に付いていたものが、液で剥がれて一度に出てきたのか。その場では分けていない。先に来たのは、まだある、だった。溶けて消える、ではなかった。
塩素の臭いも残っていた。汚れを落とすための液体が、洗い終わったあとの空気に残っている。きれいになる、のイメージとは違った。臭いが残ったので、ここで終わりにはできなかった。
もう一周して、ティッシュで取った

埃取りネットを付けて、もう一度、通常の洗濯コースを回した。
一回で溶けると思っていたものが、同じコースの二周目に入っている。ネットを足した理由は、書いていない。臭いが残っていたので、付けて、回した、という順番だけが残っている。
それでも、わかめは出ていた。二周目で止まった、にはなっていない。
残っていた分は、ティッシュペーパーで取った。フィルターを外して洗った、とも、槽の裏側を開けた、とも書いていない。見えたものを、紙で取っている。溶かす、が追いつかなかったので、拾うほうへその場で変わった。取り切ったかどうかは、その文からは分からない。
そのあとで、普通に衣類を洗ってみた。わかめがまだ出ている状態から、ティッシュで取って、着るものを入れるところへ進んでいる。槽を触る回と、普段の洗濯を、同じ日に続けた。きれいになるのを確認しきってから衣類を入れた、というより、見えた分を取ったところで、次の洗濯に移っている。
乾燥機では、目視で出ていなかった

衣類は、乾燥機にかけた。書き残した時点では、まだ乾かしの途中だった。目視では、わかめは出ていない。どうやらキレイになったようだ、と書いている。
「ようだ」が残っている。槽の中を覗いて、壁がきれいになった、とは書いていない。次に空のまま回したら、また出てくるかも、この時点では見ていない。塩素の臭いが衣類のほうへ移ったかも、乾ききる前なので、まだ分からない。乾燥機が回っているあいだの目視で、破片は見当たらなかった。そこまでだ。
分かっているのは、この順番だ。キッチン用だと思っていたブリーチの背面に、洗濯機の分量が書いてあった。そのとおりに漬けて回したら、一回では溶け切らなかった。臭いは残った。もう一周しても、わかめは出た。ティッシュで取ってから衣類を洗い、乾燥の途中で見た範囲では、破片は出ていなかった。
一回で終わると思っていたのが、違った。きれいになった、と確定するところまでは、乾燥が終わる前の自分は行っていない。

