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仕事に持っていく荷物は、できれば一つにまとめたい。
引越しのアルバイトで普段と違う拠点へ応援に行く日は、私物をいつものロッカーに置いていけない。着替えや仕事用品を持ったまま車へ乗ることもあり、バッグが二つあると、それだけで置き場所と管理が増える。
身体を使う仕事の日くらい、出発前の判断は減らしたい。そう思って、アンダーアーマーの「UAターポリン バックパック2.0 40L」を買った。財布まで含めて全部入り、家を出るときから帰宅まで一つで済む。そんな形を期待していた。
小さく感じても、小物ポケットには期待していた
届いたバッグを見た第一印象は、「40Lにしては小さい」だった。調べると、本体35Lに取り外し可能な5Lのサックパックを合わせた表記だと分かった。
それでも、すぐに使えないと決めたわけではない。UAには小物用のポケットが多い。普段使っているTimbuk2から財布やスマートフォンを移せば、大きな荷物も小物も一つにできるかもしれなかった。
購入直後の違和感と、手持ちのCABINZEROを見直すまでの経緯は、以前の記事に書いている。
前の記事で保留にしたのは、実際の仕事道具が全部入るかどうかだった。入るなら、容量表記への不満は残っても、仕事用バッグとしては逆転できる。その答えを出すため、次の応援出勤を前に試し詰めをしてみた。
詰め替えの途中で、手が止まった
結論からいえば、UA 40Lへの詰め替えは途中でやめた。

着替えや仕事用品を移していくと、思っていたより早く余裕がなくなった。入れ方を工夫し、強く押し込めば、もう少し入ったかもしれない。けれど、出勤のたびに詰め方を考えなければならない時点で、私が欲しかった便利さとは違う気がした。
出発前夜に必要なのは、パッキングの腕を試すことではない。忘れ物がないと確認して、迷わず閉じられることだ。まして翌日は身体を使う仕事である。バッグへ詰める段階から気力を使うようでは、「荷物を一つにして負担を減らす」という目的から外れてしまう。
容量が足りないというより、安心して使える余白が足りなかった。限界まで入るかどうかを確かめる前に、私は詰め替えそのものに挫折した。
「一つにすること」が目的に変わっていた
そこで、いったん最初の目的へ戻って考えた。
私が本当に解決したかったのは、バッグの個数を数字として一つにすることではない。仕事中、狭い車内へ持ち込む荷物を一つにしたい。移動中は財布をすぐ出したい。バッグを替えるたびに、小物を全部詰め替えたくない。
この三つが満たされるなら、家を出るときにバッグが二つでも、それほど困らない。
むしろUA一つにこだわるほど、容量ぎりぎりのパッキングと、小物の引っ越しが発生する。見た目はすっきりしても、運用はすっきりしていなかった。
CABINZERO+Timbuk2なら、財布の居場所を変えなくていい
次の応援出勤は、CABINZEROとTimbuk2の組み合わせで行くことにした。
着替えや仕事用品は、柔らかくて荷物に合わせて膨らむCABINZEROへ入れる。財布、スマートフォン、鍵など、普段から使う小物はいつもどおりTimbuk2へ入れておく。勤務中はTimbuk2ごとCABINZEROの中へ収納すれば、車へ持ち込む荷物は一つになる。

この方法なら、小物を一点ずつ移す必要がない。仕事が終わればTimbuk2を取り出すだけで、普段の状態へ戻れる。途中でコンビニへ立ち寄るときも、必要ならTimbuk2だけを持って動ける。何より、会計の直前になって「財布はどのポケットへ入れたっけ」と探さずに済む。
財布をすぐ出せることは、バッグの容量表には載らない。けれど私にとっては、数リットルの差と同じくらい大事だった。日常で何度も繰り返す小さな動作は、一回ごとの差が小さくても、使い続けるうちに面倒さとして積み重なる。
バッグを一つ減らすことより、財布の居場所を変えないことのほうが、今の自分には合っていた。
UA 40Lは、夏の軽装日にもう一度試したい
だからといって、UA 40Lを完全に失敗だったと決めるのはまだ早いと思っている。
小物ポケットが多く、財布などへアクセスしやすい長所は残っている。着替えが薄く、全体の荷物が少ない夏の軽装日なら、本当に一つで完結する可能性はある。毎回のメインにはできなくても、条件が合う日に使えるかもしれない。
今のところ、引越しの応援出勤ではCABINZERO+Timbuk2。UA 40Lは夏の軽装日候補。この役割分担が一番無理がない。
ただし、CABINZERO+Timbuk2も、まだ一日を通して使い切った結果ではない。勤務中にTimbuk2を出し入れしやすいか、車内でCABINZEROの柔らかさが本当に扱いやすいかは、次に確かめたい。
今回分かったのは、容量の数字だけでは、仕事用バッグの使いやすさは決まらないということだった。一つにまとめることが正解とは限らない。大きなバッグの中へ普段の小さなバッグをそのまま入れるほうが、かえって迷いが少ないこともある。
