「稼ぐためじゃないブログ」に、3万8500円のTCD PANDORAを入れた理由

AIとWeb制作

このブログを始めたとき、僕は「稼ぐためのブログにはしたくない」と書いた。

そのときの記事がこれだ。

正確には、アクセス数や検索順位や収益を追いかける場所ではなく、ChatGPTとの会話を使いながら、そのとき自分が何を考えていたのかを記録しておく場所にしたかった。

未来の自分が読み返すためのブログ、と言った方が近いかもしれない。

ところが、このブログで使っているWordPressテーマは、TCDの「PANDORA」。

価格は税込38,500円。

しかも、有料記事を販売したり、月額課金したりするための機能まで付いている。

「稼ぐつもりはない」と言っているブログに、なぜそんなテーマを入れているんだろう。

改めて考えると、ちょっと変な話だと思う(笑)

このブログは、もともとTCD MAGを使ったトレンドブログだった

Chatons.jpは、最初から今のようなブログだったわけではない。

以前はTCDの「MAG」というテーマを使って、トレンド系の記事を書くブログとして運営していた。

当時考えていた収益源はAdSenseだったので、有料記事を販売する機能なんて必要なかった。

MAGは比較的シンプルなブログ向けテーマで、記事を書いて、新しい記事をどんどん追加していく用途なら特に困ることもなかった。

その後、トレンドを追いかけるブログをやめて、ChatGPTとの会話や日々考えたことを残すジャーナリングブログとして作り直すことにした。

そのリニューアルと同時に、テーマもMAGからPANDORAへ変更した。

同じTCDテーマ同士だったこともあり、移行自体はそれほど大変ではなかった。

色味を調整して、PANDORAのUIに合わせてロゴを作り直し、トップページを組み直したくらいだ。

トップページだけはMAGと構造がかなり違うので少し手間がかかったけれど、大規模な移行作業という感じではなかった。

本当の目的は、このブログで稼ぐことではなかった

PANDORAを購入した一番大きな理由は、有料記事や月額課金の仕組みをWordPress上で使ってみたかったからだ。

僕はWeb制作をしているので、その気になれば課金機能を自分で作ることもできる。

でも、これはかなり面倒な開発になる。

会員管理があって、決済があって、記事ごとの閲覧制御があって、継続課金も考える。

作って終わりではなく、その後の保守も必要になる。

外部へ依頼すれば、当然それなりの制作費もかかる。

PANDORAには、その辺りの仕組みが最初から用意されている。

将来的にWordPress上で、AdSenseとは違うストック型の収益を作れる仕組みを使ってみたいと思っていたので、その前に一度、実際のサイトへ導入して触っておきたかった。

そこでChatons.jpを使うことにした。

アクセスがまだ少ないサイトなので、テーマを変えたりカスタマイズしたりして何か問題が起きても影響が小さい。

なんだか身も蓋もない話だけれど、このブログは現在、僕の日記であると同時に、PANDORAを実際に触るためのテスト環境のような役割も持っている。

3万8500円は、やっぱり高いと思った

PANDORAを買うときは、かなり迷った。

僕の感覚では、WordPressテーマは2万円くらいまでなら「買ってみようかな」と思える。

でも38,500円になると、さすがに高い。

単にデザインがきれいという理由だけだったら、たぶん買っていない。

TCDには、もっと安い価格で見栄えのいいテーマもある。

それでもPANDORAを選んだのは、やはり有料記事や月額課金の機能があったからだ。

テーマ単体の価格として38,500円を見ると高い。

でも、有料記事販売や月額課金の仕組みを自分で開発したり、誰かに作ってもらったりする費用と比べると、見え方が変わってくる。

僕自身、TCDテーマをこれまで何度も使っていて、標準状態でもある程度きれいなサイトに仕上がることは知っていた。

その安心感もあったので、最終的には購入することにした。

ところが、まだ有料記事は一つも売っていない

ここまで書いておいてなんだけれど、Chatons.jpではまだPANDORAの有料記事機能を使っていない(笑)

今のアクセス数で有料記事を作っても、たぶんほとんど売れない。

だから今は、普通のブログとして使っている。

ただ、使ってみると、課金機能とは別の部分が意外と気に入った。

PANDORAでは、おすすめ記事や注目記事をタブで表示したり、トップページに目立たせたい記事を配置したりできる。

ランキングも見やすい。

MAGを使っていた頃は、新しい記事を書けば古い記事はどんどん奥へ流れていった。

トレンドブログなら、それでもよかった。

でも今は、半年前に書いたものでも、そのときの自分が何を考えていたのかという記録として残っている。

PANDORAなら、そういう古い記事をもう一度表へ出しやすい。

「新しい記事を流していくブログ」よりも、「書いたものを蓄積していく場所」にしやすい。

これはPANDORAを買う前には、それほど意識していなかったメリットだった。

アイキャッチを入れるだけで、それなりにきれいになる

これはPANDORAだけではなくTCDテーマ全般について感じていることだけれど、標準状態のデザイン完成度はかなり高い。

きれいなアイキャッチ画像を入れて、サイトの色味とロゴを合わせるだけでも、それなりに完成したサイトに見える。

僕自身、細かな余白など「ここはもう少し変えたいな」と感じている部分はある。

でも、今はそこに時間を使うフェーズではないので触っていない。

それでも全体のデザインには特に不満がない。

これは楽だと思う。

逆に、細部まで自分好みに作り込みたい人にとっては、また別の話になる。

PANDORAはブロックエディター対応。でも、この記事を書いていたら問題が見つかった

ここは、この記事を書き始めたことで認識が少し変わったところだ。

僕はこれまで、PANDORAは実質的にクラシックエディターで使うテーマだと思っていた。

というのも、TCDは「TCDクラシックエディタ」というプラグインをかなり強く推奨してくる。

プラグインを無効にすると、WordPressの管理画面上部に、

「TCDクラシックエディタ」プラグインが有効化されておりません。

という表示が出て、有効化するよう促される。

そして、このプラグインを有効にするとクラシックエディターで記事を書くことになる。

そのため、僕自身もずっとクラシックエディターを使っていた。

ところが、今回この記事を書くにあたって改めて確認すると、PANDORAそのものはブロックエディターにも対応していた。

「じゃあブロックエディターを使えばいいじゃん」

と思って、この原稿をそのままブロックエディターへ貼り付けてみた。

編集画面では普通に表示された。

H2もちゃんと大きな見出しとして表示されている。

ところが、プレビューしてみるとおかしい。

H2が本文とほぼ同じ文字サイズになっていた。

これはさすがに気になったので、ChromeのDevToolsで調べてみた。

Gutenberg側では、見出しは正常に、

<h2 class="wp-block-heading">

として出力されていた。

問題はその後だった。

TCD側の reset.css で、見出しに対して、

h1, h2, h3, h4, h5, h6 {
  font-size: 100%;
  font: inherit;
}

というリセットがかかっている。

その結果、ブラウザが本来H2へ適用する font-size: 1.5em; が上書きされ、本文と同じサイズになっていた。

クラシックエディターで作成した記事ではTCD側の見出し用スタイルが適用されるので、普通に大きな見出しとして表示される。

つまり、ブロックエディターそのものが使えないわけではない。

記事を書くこともできる。

でも少なくとも今の僕の環境では、

「ブロックエディターに対応している」ことと、「クラシックエディターと同じ感覚でそのまま実用できる」ことは別だった。

これはかなり大きな違いだと思う。

僕のようにCSSを見て原因を調べられる人なら直すことはできる。

でも普通のWordPressユーザーが、38,500円のテーマを買って、H2を普通の大きさで表示するためにDevToolsを開くとは思えない。

この辺りは、PANDORAを購入する前に知っておいた方がいいポイントだと思う。

そして、僕が以前「なんとなくブロックエディターが使いにくかった気がする」と感じていた理由も、こういう細かな部分の積み重ねだったのかもしれない。

TCDは「標準のまま使う」と楽で、「外へ出る」と急に大変になる

ブロックエディターの件だけではなく、PANDORAを使っていて感じるのはこの部分だ。

標準状態で使っている限り、大きな不具合に困ったことはない。

WordPressの通常機能も使えるし、プラグインを入れれば、そのプラグインの機能も普通に使える。

問題が出てくるのは、細かくカスタマイズし始めたときだ。

TCDテーマはCSSがかなり複雑で、自分で追加したCSSやプラグインが出力するCSSと干渉することがある。

先日、NIGHTREIGNの記事をまとめたハブページを作ったときにも、ブログカードを表示するプラグインのCSSとTCD側のCSSが干渉した。

最終的には調整できたけれど、Web制作の知識がない人にはかなり難しい作業だったと思う。

テーマ専用の設定画面も独特だ。

僕はTCDテーマを何度も使っているので、「たぶんここだろう」と分かる。

でも初めてTCDを触る人は、「この設定はいったいどこにあるんだ?」と迷うことがあると思う。

ただ、一度TCDの考え方に慣れてしまえば、他のTCDテーマでも似た操作体系なので、それほど困らなくなる。

TCDは「用意された完成形をそのまま使う」ときにはかなり楽で、「そこから外へ出ようとすると急に大変になる」テーマなのかもしれない。

今のChatons.jpだけを考えたら、PANDORAは完全にオーバースペックだと思う

もし今、

「普通にブログを書くだけならPANDORAとSWELLのどちらを選ぶ?」

と聞かれたら、僕はWordPressテーマ「SWELL」を勧めると思う。

実際に両方使っていて、記事を書くことに関してはSWELLの方が軽快に感じる。

ブロックエディターとの相性も良い。

WordPress標準の便利な機能をそのまま使いやすい。

テーマの価格もPANDORAより安い。

有料記事も月額課金も必要ないなら、使わない機能のために38,500円払う必要はないと思う。

逆に、

「将来的にWordPress上で有料記事や月額課金をやりたい」

という条件が入るなら、僕はTCD PANDORAを選ぶ。

普通の人が課金システムを自分で作るのは難しい。

制作会社へ依頼すれば、PANDORAとの差額どころでは済まない可能性もある。

だから僕にとってPANDORAの価値は、デザインよりも、やはりそこにある。

※上記のPANDORA・SWELLへのリンクはアフィリエイトリンクです。

それでも、買ったことは今のところ後悔していない

Chatons.jpだけで38,500円を回収できるかと言われたら、今のところかなり怪しい(笑)

このブログは、アクセスを集めやすいジャンルでもない。

そもそも僕自身、アクセスを増やすことを第一目的にしていない。

でも最近は、少しだけ「有料にできる記事もあるかもしれない」と思うことがある。

たとえば、ChatGPTやWordPressを自分向けにカスタマイズした記事を書く。

「こういうことをやったら便利になった」というところまでは無料で公開する。

実際に動くスクリプトや、完成した実装部分だけを有料にする。

そんな形なら、このブログの雰囲気を壊さずにできるかもしれない。

月額課金についても、毎月「何本記事を書きます」と約束するような運営はしたくない。

それを始めると義務になるからだ。

そうではなく、普段どおり書きたいものを書いて、その中の一部が会員限定として少しずつ蓄積されていく。

会員になれば、その限定記事をまとめて読める。

そういう形なら面白いと思っている。

noteではなく、自分のWordPressに置いておきたい

有料記事を売るだけなら、noteのような外部サービスを使う方法もある。

でも僕は、基本的に自分のコンテンツを外部サービスへ預けるのがあまり好きではない。

規約が変わるかもしれない。

料金体系が変わるかもしれない。

サービス自体がどうなるかも、自分には決められない。

自分でサーバーを借り、自分のドメインでWordPressを動かしている限り、記事そのものは自分の側に残る。

もちろん決済にはStripeのような外部サービスを使う。

でもStripeに何かあれば、最悪の場合は決済方法を入れ替えればいい。

サイトそのものや、そこに蓄積した記事まで失うわけではない。

とはいえPANDORAの課金機能を使う以上、今度はTCDへの依存が生まれる。

いつか別のテーマへ移行するとなれば、かなり大変だと思う。

この点については、僕自身も少し気になっている。

本来なら、課金システムまで全部自分で管理できた方が好みではある。

でも、そこまで自分で作れば今度は開発と保守の作業が増える。

結局これはトレードオフなんだと思う。

今のところは、TCDが継続的にテーマをアップデートしていることも含めて、PANDORAを使う方を選んでいる。

将来どうしても移行しなければならなくなったら、そのときはそのときで頑張ればいい(笑)

たぶん、このブログで稼ぎたいわけではない

最初の記事を書いたときと、今も基本的な気持ちは変わっていない。

このブログは、未来の自分のために書いている。

そのとき自分が何に悩み、何を考えて、どう判断したのかを残しておきたい。

今回の記事も、最初はPANDORAについて自分がどう感じているのかを整理していた。

そうしたら、この記事を書くためにブロックエディターを試して、H2の表示がおかしいことに気づいた。

DevToolsを開いて調べたら、CSSまで原因が分かった。

こういうことも含めて、今の自分を記録している。

だから、PANDORAを売るためにこの記事を書いたわけではない。

ただ、せっかく実際に使っているテーマにアフィリエイト制度があるなら、リンクくらい置いておこうと思う。

自分のためだけに書いていたブログが、まかり間違ってたくさんの人に読まれるようになったら、そのときは少しくらい収益になってくれたら嬉しい。

その程度の距離感が、今のところちょうどいい。

ちなみに、このブログで使っているテーマはTCD PANDORAだ。

まだ肝心の有料記事機能は使っていない。

実際に有料記事を販売するところまで行ったら、そのときはまた、そのとき考えたことを書いてみようと思う。

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