人生も「縛りプレイ」でいい。最短ルートより、自分が楽しめる攻略法を選ぶ

人生と仕事

最近、『ELDEN RING NIGHTREIGN』を遊びながら、ふと思ったことがある。

人生も、自分なりの「縛りプレイ」で攻略していいんじゃないか。

今の私は、追跡者を使い、最初から持っている大剣を使い続けながら、ソロで攻略している。

強い武器を拾っても、基本的には乗り換えない。

もちろん、ゲームを効率よくクリアすることだけを考えれば、もっと楽な方法はいくらでもある。

そのとき拾った強い武器を使えばいいし、敵や状況に合わせて有利な装備へ切り替えればいい。

でも、それを全部使って最短距離でクリアすることが、自分にとって一番面白い遊び方かというと、どうも違う。

同じ武器をずっと使いながら、

「昨日より少しうまくなった」

と思える方が、私は楽しい。

そして最近、この感覚はゲームだけの話ではないのかもしれないと思うようになった。

ちなみに、今のNIGHTREIGNで試しているソロ攻略や、追跡者・初期大剣での実践記録は、こちらにまとめている。

強い武器より、「自分に積み上がるもの」が欲しい

NIGHTREIGNは、毎回同じ状況になるゲームではない。

拾える武器も違うし、敵の配置も変わる。

だからこそ、その場で手に入ったものを使いこなし、状況へ適応していくことが本来の面白さでもある。

ただ、私はどうやら、それとは少し違うところに楽しさを感じているらしい。

同じ大剣を使い続けていると、前回の経験を次のプレイへ持っていける。

この攻撃のあとなら一発入れられる。

ここでは無理に攻撃しない方がいい。

この敵には、こう距離を取った方が安全だ。

今日は昨日より、少しだけ落ち着いて戦えた。

そういう小さな経験が、一つずつ自分の中へ残っていく。

たまたま強い武器を引いたから勝てた、という結果よりも、

自分自身の練度が上がったから、前より戦えるようになった。

そう思える方が、自分にはずっと気持ちがいい。

つまり私が欲しいのは、毎回その場で手に入る強さではなく、自分の中に残る強さなのだと思う。

人生にも「効率のいい攻略法」がある

そんなことを考えているうちに、人生や仕事にも似たところがあることに気づいた。

世の中には、いわゆる「成功しやすい攻略法」がある。

仕事を増やしたいなら、人脈を広げた方がいい。

いろいろな人と会う。

交流会へ行く。

営業する。

自分のことを知ってもらう。

仕事を紹介してもらう。

たしかに合理的だと思う。

実際、人とのつながりから仕事や新しい機会が生まれることはたくさんある。

だから、

「もっと人と会った方がいい」

「もっと営業した方がいい」

というアドバイスそのものが間違っているとは思わない。

ただ、それが自分にとって楽しい攻略法なのかは、また別の話だ。

たくさんの人と関係を作れば、そのぶん連絡も増える。

約束も増える。

相手の期待について考える時間も増える。

人と関わることそのものが嫌なのではない。

ただ私は、たくさんの関係を維持し続けながら前へ進む方法には、かなりエネルギーを使う。

たとえそれが世間的には効率のいい攻略法だったとしても、そのルートを歩き続けること自体が苦しいなら、本当にそれが自分にとっての最短ルートなのだろうか。

最近は、そう考えるようになった。

自分を別人に変えなくてもいい

以前の私は、自分に足りないものを増やすことをよく考えていた。

もっと社交的になった方がいい。

もっと営業できた方がいい。

もっと人付き合いが得意になった方がいい。

苦手なものを克服すれば、きっと選択肢が増える。

それ自体は間違っていない。

でも今は、少し違う考え方もできるようになった。

苦手な武器を無理に主武器にする必要はない。

NIGHTREIGNで初期大剣を使い続けていると、

「もっと強い武器を使えばいいのに」

という考え方もできる。

でも私は、

「この大剣では無理だ」

ではなく、

「この大剣で勝つにはどうすればいいか」

を考える。

ファームする場所を考える。

先に武器を強化する。

戦う相手を選ぶ。

苦手な敵は繰り返し練習する。

自分が使う武器を変えるのではなく、攻略ルートの方を変えていく。

人生も、それでいいのかもしれない。

社交的な人間へ自分を作り替えるのではなく、少ない人間関係でも成り立つ仕事の形を考える。

営業が得意な人になるのではなく、営業をそれほどしなくても仕事につながる仕組みを作る。

不得意な能力を主武器にしなくても、攻略方法そのものを工夫することはできる。

「ソロプレイ」は、誰にも頼らないという意味ではない

人生を「ソロで攻略する」と書くと、誰とも関わらず、一人ですべてやるようにも聞こえる。

でも、私が考えているソロプレイは少し違う。

ゲームの縛りプレイだって、何もかも禁止するわけではない。

レベルは上げる。

武器も強化する。

使えるアイテムも使う。

必要なものまで捨てる必要はない。

大切なのは、自分が面白いと思える部分に、自分でルールを作ることだと思う。

人生でも、人の助けが必要なら頼ればいい。

一緒に仕事をした方がいい場面では、一緒にやればいい。

ただ、

「たくさんの人とつながっていること」

そのものを、自分の人生の主力武器にしなくてもいい。

私はどちらかというと、自分で作ったものが残っていく方が好きだ。

文章を書く。

Webサイトを育てる。

仕組みを作る。

AIと考えたことを整理して、あとから使える形で残しておく。

昨日作ったものが、今日も残っている。

今日積み上げたものが、明日の自分を少し楽にしてくれる。

NIGHTREIGNで同じ大剣を振り続けながら練度を上げているときと、どこか似ている。

すぐに強くなるわけではない。

でも、昨日よりほんの少しだけ前へ進んでいる。

私は、そういう攻略の方が好きなのだと思う。

「縛り」は、自分を苦しめるためのものではない

縛りプレイという言葉だけを見ると、自分から難しくする行為のように見える。

実際、ゲームでは普通に遊ぶより難しくなることも多い。

でも、自分で選んだ縛りには、不思議なところがある。

難しくなっているはずなのに、かえって面白くなることがある。

それはたぶん、

何を大切にして遊ぶかを、自分で決めているからだ。

だから人生の縛りも、自分を苦しめるためのルールである必要はない。

むしろ、

「これは無理してやらない」

「これは自分の主戦場にしない」

「その代わり、ここは時間をかけて育てる」

と、自分の楽しみ方を守るために使ってもいい。

人脈を最大化しなくてもいい。

営業を人生の主力武器にしなくてもいい。

誰かが決めた成功ルートを、そのまま走らなくてもいい。

それで少し攻略難度が上がったとしても、自分がその過程を楽しめるなら、その方が長く続けられる。

最短ルートより、続けたくなるルートを選びたい

ゲームを遊ぶ目的は、できるだけ短時間でエンディングを見ることだけではない。

そこへたどり着くまでの時間を楽しむことも、ゲームの一部だ。

だったら人生も、同じなのかもしれない。

誰かが見つけた最適解をなぞるより、

自分が続けたくなる攻略法を作る。

成功するために別人になるのではなく、自分が持っているものを使って進めるルートを探す。

そのルートは、一般的な最短距離ではないかもしれない。

遠回りになることもある。

それでも、自分で選んだ道なら、

「もう少し先まで行ってみよう」

と思える。

短い距離を無理して走って止まってしまうより、ゆっくりでも歩き続けられるルートの方が、結果的には遠くまで行けることもある。

だからこれからは、人生でも少し意識して「縛りプレイ」をしてみようと思う。

何でもできる人になろうとするのではなく、

自分が使いたい武器を選ぶ。

自分が戦う場所を選ぶ。

苦手なものは、無理に主力にしない。

必要なところだけ練習する。

そして、自分なりの攻略法を少しずつ作っていく。

誰かにとっての最短ルートではなくてもいい。

自分が「このゲーム、まだ続けたいな」と思えるルートで進みたい。

人生はかなり長いゲームなのだから。

この記事を読んで、何か感じるものはありましたか?
読んで何か感じるものがあったら、そっと「いいね」を押してもらえると嬉しいです。

関連記事

目次