Midjourneyを試してみることにした
旅行系のブログを運営していると、記事を書くこと以外にも、意外と多くの時間がかかる。
タイトルを考える。
見出しを整える。
情報を確認する。
文章を読み直す。
そして、記事の内容に合ったアイキャッチ画像を用意する。
中でも、最近少し負担に感じていたのが画像生成だった。
これまでは主にAdobe Fireflyを使っていた。Adobe製品との相性が良く、普段使っている環境の中で利用できるため、導入のハードルも低い。
ただ、何度か画像を生成しているうちに、少しずつ気になることが増えてきた。
雰囲気は悪くないけれど、旅行記事のアイキャッチとしては印象が弱い。人物の表情やポーズが不自然になる。ホテルや観光地の画像が、どこか広告素材のように見えてしまう。
一度で納得できる画像が出ず、プロンプトを直して何度も生成することもあった。
そこで、以前から気になっていたMidjourneyを試してみることにした。
最初に驚いたのは画質よりも生成速度だった
Midjourneyを使って最初に感じたのは、画像がきれいということ以上に、生成が速いということだった。
もちろん、旅行風景やホテル、列車、人物などの表現も魅力的だった。
ただ、それより強く印象に残ったのは、
指示を送ってから、完成形に近い画像を見るまでの時間が短い
という点だった。
画像生成AIの比較では、どうしても「どちらの画質が高いか」という話になりやすい。
しかし、ブログ運営の中で使う場合、重要なのは一枚の作品としての完成度だけではない。
記事の内容を考えながらプロンプトを作り、画像を生成し、候補を比較して、WordPressへ登録する。
この一連の工程がどれくらい早く終わるかによって、記事一本に必要な作業時間は大きく変わる。
たとえ一回の生成時間の差が数分でも、記事を何十本と作れば、その差は無視できなくなる。
当たり画像が出るまでの回数も制作時間に含まれる
画像生成にかかる時間は、単純な待ち時間だけではない。
一度目の画像が少し違う。
プロンプトを修正する。
もう一度生成する。
人物の位置が悪い。
背景が記事内容と合わない。
タイトルを載せる余白が足りない。
こうして修正を繰り返していると、一枚のアイキャッチ画像に思った以上の時間を使ってしまう。
Fireflyにも良いところはある。Adobeのサービス内で使いやすく、Photoshopなどへつなげやすい。普段からAdobe製品を使っている人にとっては、安心して触りやすい環境だと思う。
一方、今回Midjourneyを試して感じたのは、少ない試行回数で「これなら使えそう」と思える画像へ近づきやすいことだった。
特に、
- 海外旅行の風景
- ホテルやリゾート
- 列車での移動
- サファリや自然体験
- 旅先で過ごす人物
といった題材は、Midjourneyとの相性が良いように感じた。
自分が運営している旅行ブログでは、こうした画像を頻繁に使う。
そのため、単純な画質差以上に、実務との相性の良さを感じている。
月額料金だけで判断すると、本当のコストを見落とす
新しいサービスを契約するとき、どうしても月額料金が気になる。
現在使っているサービスで済ませられるなら、新たな固定費は増やしたくない。
特にブログの収益がまだ大きくない段階では、毎月の支出には慎重になる。
ただ今回、Midjourneyを使ってみて、料金だけを比較するのは少し違うのではないかと思った。
仮に月額料金が高くても、記事一本あたりの作業時間を短縮できるなら、そのサービスは制作設備として価値を持つ。
たとえば、一枚の画像を完成させる時間が毎回10分短くなるとする。
月に30記事作れば、合計で300分。5時間の短縮になる。
その5時間で、
- 記事をリライトする
- 新しい記事を書く
- 検索順位を確認する
- サービスの改善を進める
- 身体を休める
ことができる。
そう考えると、比較すべきなのは月額料金だけではない。
そのサービスによって、自分の時間がどれくらい戻ってくるか
という視点も必要になる。
画像生成AIは娯楽ではなく、ブログ制作の設備になった
以前は画像生成AIに対して、「面白い画像を作るための新しい道具」という印象を持っていた。
しかし現在は、少し見方が変わっている。
ブログ運営において画像生成AIは、文章作成ツールや画像編集ソフトと同じような制作設備になりつつある。
記事内容に合った画像を、必要なタイミングで用意できる。
写真素材サイトを長時間探さなくてもいい。
記事ごとに違う構図や雰囲気を作ることもできる。
ただし、道具である以上、重要なのは機能の多さや評判だけではない。
自分の仕事に組み込んだときに、
- 迷わず使えるか
- 修正回数を減らせるか
- 制作時間を短縮できるか
- 記事の印象を良くできるか
という実務上の効果が大切になる。
「高品質」とは、早く完成できることでもある
これまで自分は、画像生成AIの品質を、完成した画像だけで判断していた。
けれど今回Midjourneyを導入して、
高品質とは、良い画像が作れることだけではなく、良い画像へ早く到達できること
でもあると気づいた。
ブログ運営では、画像一枚にいつまでも時間をかけることはできない。
文章も書きたい。既存記事も改善したい。収益につながる導線も整えたい。
限られた時間の中で運営を続けるには、完成度と速度の両方が必要になる。
もちろん、契約したばかりなので、現時点でMidjourneyが最良だと断定するつもりはない。
今後は実際の記事で20枚、30枚と使いながら、Fireflyとの違いを見ていく必要がある。
それでも、第一印象はかなり良かった。
今回の導入によって変わったのは、画像の見た目だけではない。
ブログ制作に使う自分の時間を、もっと大切に考えるようになった
ことが、一番大きな変化だったのかもしれない。