倒せるのに、あえて倒さない。モーゴット戦でパリィ練習を続ける理由

ゲームと思考

『ELDEN RING』本編で、モーゴット戦の直前まで進めた。

目的は普通に倒すことではない。『ELDEN RING NIGHTREIGN』に登場する忌み鬼へ対応するため、モーゴットを相手にパリィの練習をすることだ。

実際に三戦ほど挑んでみたが、ほとんど何もできずにやられた。

パリィのタイミングが分からない。攻撃が来ると思って盾を振ると遅らされ、待っていると速い攻撃が飛んでくる。連続攻撃の途中なのか、ここで終わるのかも判断できない。

パリィを使わず、回避と反撃だけで戦えば倒せると思う。

それでも今回は、パリィを使って倒せるようになりたい。

倒すことと、理解することは違う

ゲームでは、敵を倒せれば攻略成功になる。

火力を上げる。強い武器を使う。状態異常を利用する。遺灰を呼ぶ。回避に徹して、確実な隙だけ攻撃する。

どれも正しい攻略方法だ。

けれど、敵を倒したことと、その敵の攻撃を理解したことは、必ずしも同じではない。

高火力で短時間に倒せば、危険な攻撃を見る回数は減る。苦手な動きを出される前に終わることもある。勝利はできても、次に似た敵が現れたとき、同じように対応できるとは限らない。

今回の目的は、モーゴットの体力をゼロにすることではない。

どの攻撃が速く、どの攻撃に遅延があり、どの予備動作を見たら盾を振るのか。それを自分の中に残すことだ。

だから、倒せる方法があるにもかかわらず、あえて難しい方法を選んでいる。

鈴玉狩りで変わった練習の基準

少し前まで、鈴玉狩りも苦手な相手だった。

攻撃の圧が強く、間合いも分かりにくい。反撃できそうに見えても、次の攻撃につながり、何度も倒された。

そこで、無強化の武器を使い、出血や冷気などの状態異常に頼らず、同じ相手へ何度も挑んだ。

最初の目標は、少しでも体力を削ることだった。

その後、倒せるようになり、さらに普通に攻撃すると早く終わってしまうため、攻撃せずパリィだけを続ける練習へ変わった。

敵を倒すための戦いから、敵の動きを自分で制御するための練習へ変わったのだと思う。

油断して負けることは今でもある。それでも、以前のように「何をされたのか分からない」まま倒されることは減った。

負けたとしても、押すのが早かったのか、遅かったのか、欲張って攻撃したのかを説明できる。

その状態を、今度はモーゴットでも作りたい。

モーゴットは、タイミングが一つではない

モーゴットの難しさは、単純に攻撃が速いことではない。

同じように武器を構えても、すぐに振る場合と、長く待ってから振る場合がある。黄金の短剣や剣を挟み、こちらの回避やパリィをずらしてくる。

見た瞬間に反応するだけでは対応できない。

だから最初から、すべての攻撃をパリィしようとすると混乱する。

今は、一つの攻撃だけを選び、それ以外は回避する方がよいのだと思う。

同じ攻撃を何度も見て、失敗の原因を狭めていく。

一戦で一回成功しただけなら偶然かもしれない。二回、三回と同じタイミングで取れたとき、初めて自分の技術になったと考えられる。

上達とは、成功した回数が増えることだけではない。

失敗したときに、なぜ失敗したか分かるようになることでもある。

強い装備を外すことにも意味がある

本編を普通に進めるためなら、強化した武器を使った方がよい。

しかし練習では、強すぎる装備が邪魔になることもある。

すぐに敵の体力が減れば、一戦で見られる攻撃の数も少なくなる。勝利が近づくほど、倒したくないという別の緊張も生まれる。

そこで、無強化や低強化の武器を使い、戦闘時間を長くする。

火力を落とすことは、自分を弱くするためではない。

一回の挑戦から得られる練習量を増やすためだ。

これはゲーム以外の練習にも少し似ている。

難しいことを早く終わらせるより、同じ動きを繰り返し確認できる条件を作った方が、後から安定することがある。

上達は、勝利より前に始まっている

三戦して、ほとんど何もできずに倒された。

結果だけを見れば、まだ全く上達していないように見える。

けれど、実際にはすでに一つ進んでいる。

モーゴットは、鈴玉狩りと同じ感覚ではパリィできない。攻撃ごとに速さが違い、予備動作だけで判断すると崩される。

それが分かった。

以前なら、何となく何度も戦い、何となく失敗していたかもしれない。今は、何を練習すべきかを少しずつ分けられる。

一つの攻撃を選ぶ。
それ以外は回避する。
成功してもすぐ攻撃しない。
同じタイミングをもう一度待つ。
失敗したら、早かったか遅かったかを考える。

そうやって、偶然を再現性へ変えていく。

モーゴットを普通に倒せることより、モーゴットの前で慌てず、自分が狙った攻撃へパリィを合わせられること。

そこまで行ければ、NIGHTREIGNの忌み鬼戦でも、今とは違う景色が見えるはずだ。

しばらくは倒すことを急がない。

鈴玉狩りでできたように、モーゴットの攻撃も、自分の中で理解できるところまで付き合ってみようと思う。

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