「全然ダメ」では、なかった
自分が運営している旅行系サイトについて、ここ最近あらためて考えていた。
理想はシンプルだ。
サイトからしっかり収益が生まれ、積み上げたコンテンツが生活を支えてくれる状態。
アルバイトだけに依存せず、自分で作ってきたものが、少しずつ循環し始めている状態。
それが今、自分の中にある大きな目標の一つになっている。
でも現状は、まだそこまで届いていない。
問い合わせは来る。
ただ、成約まで繋がらない。
以前は、この状態をかなり重く受け止めていた。
「やっぱり需要がないんじゃないか」
「頑張って記事を書いても意味がないんじゃないか」
そんなふうに考えてしまうこともあった。
でも今回、改めて整理してみると、少し見え方が変わった。
問い合わせが来ている時点で、“完全にゼロ”ではない。
少なくとも、
- サイトを見つけてもらえている
- 興味を持ってもらえている
- 実際に連絡しようと思う人がいる
ここまでは成立している。
つまり今の問題は、
「誰にも見られていない」
ではなく、
“あと一歩で止まっている”
ということなんだと思った。
「アクセスがある」だけでは、成約しない
Web制作を長くやっていると、つい数字を見てしまう。
PV。
検索順位。
表示回数。
クリック率。
もちろん、それらも重要だ。
でも今回改めて感じたのは、アクセスだけでは説明できない部分がかなりあるということだった。
特に旅行って、不安が多い。
現地の移動。
言葉。
料金。
安全性。
土地勘のなさ。
調べれば調べるほど、不安材料が増えることもある。
そんな中で問い合わせをするって、実はかなりハードルが高い。
つまり、問い合わせが来る時点で、その人はかなり検討している。
問題は、そのあとだ。
「問い合わせたあと、本当にここへ頼んで大丈夫だろうか」
その最後の不安を、まだ十分に解消しきれていないのかもしれない。
今回、自分の中で一番大きかったのは、その部分を改めて強く認識したことだった。
「広く集める」より、「具体的な悩み」に近づく
以前から何となく感じていたことではあるけれど、今回かなりはっきりしたことがある。
それは、
“検索している人が、どれくらい具体的に困っているか”
のほうが重要なんじゃないか、ということだ。
例えば、
- 移動に不安がある
- 効率よく周遊したい
- 現地の交通事情が分からない
- 子連れで移動負担を減らしたい
- 英語での交渉が不安
そういう人たちは、単なる「情報収集」より、もっと現実的な段階にいる。
つまり、
“読むだけ”
では終わりにくい。
だから今必要なのは、単にアクセスを広く集めることより、
「具体的な悩みを持った人に、ちゃんと届くこと」
なのかもしれないと思った。
コラムは、「読むだけ」で終わっているのかもしれない
もう一つ、今回改めて考えたのが、コラムからの導線だ。
記事更新自体は続けている。
実際、記事数もかなり増えてきた。
でも、読み返してみると、
「読まれて終わっている記事」
が結構ある気がした。
旅行記事って、読み物として成立しやすい。
「へぇ、面白い」
「いつか行ってみたい」
で終われてしまう。
もちろん、それ自体は悪くない。
でも、今の自分が必要としているのは、
“行動に繋がる導線”
なんだと思う。
例えば、
- 移動が不安な人
- 土地勘がない人
- 効率よく回りたい人
- 限られた日数で旅行したい人
そういう悩みを持つ人に対して、
「こういう方法なら負担を減らせます」
という流れを、もっと自然に記事の中へ組み込めるかもしれない。
今回整理していて、
「記事を書く」
というより、
“読んだ人の不安をどこまで減らせるか”
のほうが重要なんだと、改めて感じた。
「積み上げ」が無意味だったわけではない
積み上げ型の仕事って、途中がかなり不安になる。
すぐ結果が出るわけじゃない。
毎日記事を書いても、何も変化がない日もある。
むしろ、その期間のほうが長い。
だから時々、
「本当に意味あるのかな」
と思う。
でも今回、改めて整理してみると、
“問い合わせが来ている”
という事実は、やっぱりゼロではない。
届いている部分は確実にある。
つまり、今必要なのは、
「全部を作り直すこと」
ではないのかもしれない。
問い合わせまで来ているなら、完全に方向がズレているわけでもない。
だから今は、
- 検索意図が具体的な記事を増やす
- コラム更新を継続する
- 記事からの導線を整理する
まずはそこを地道に積み上げていこうと思っている。
派手ではない。
即効性も分からない。
でも今回、自分の中ではっきりしたことがある。
それは、
“あと一歩の改善”
こそが、一番大きな差になる段階へ来ているのかもしれない、ということだった。